『JA全農卓球ワールドカップ団体戦2019TOKYO』が11月6日に開幕した。2020年の東京五輪と同じ東京体育館で開催される今回のワールドカップは、五輪のテスト大会も兼ねている。
女子団体で世界ランク2位の日本は同ランク15位のオーストリアを相手に、1ゲームも落とさないオールストレート勝ちで圧倒。幸先良くスタートすると、続く同ランク10位のアメリカ戦も3-0で連勝した。
#JA全農2019ITTFチームワールドカップ 女子予選グループリーグ2戦目もストレート勝ちの日本
Bグループ首位通過で決勝トーナメント準々決勝に進出!
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— 国際卓球連盟 (@ITTFJapan) November 6, 2019
2試合で落としたのはアメリカ戦でチャン・リリー選手に許した1ゲームのみ。その他の試合では競り合う展開やリードされる場面もあったが、最終的にはストレートで勝利して予選グループ突破を決めた。
まずは目の前の試合をやりきる
試合後に石川佳純選手、伊藤美誠選手、平野美宇選手が国際卓球連盟のインタビューに答えた。
石川選手とのペアでダブルス2勝、シングルスでも1勝を挙げた平野選手は「2試合勝って予選1位通過できたのがすごく良かった。明後日の試合に向けて明日、調整したいです」と首位通過に喜びを見せた。
石川選手はアメリカ戦の第3試合でチャン選手と対戦。今年10月の女子ワールドカップで4位入賞したチャン選手は、エース格が登場することの多い第2試合に出てくると予想されたが、想定外の対戦にも慌てることなく対応した。
「チャン・リリー選手は、この前ワールドカップですごく良いプレーをしていて、いまホットな選手だと思う。誰が当たっても勝てるようにしっかり準備しました」
東京五輪のテスト大会も兼ねたワールドカップ団体戦だが、伊藤選手は「もちろんオリンピックの会場なんですけど、チームワールドカップはチームワールドカップという大会。目の前の試合をやりきるのみ」と今大会に集中している。