11月12日、男子テニスのツアー最終戦『ATPワールドツアー・ファイナルズ』3日目が行われ、第5シードのドミニク・ティエム選手が第2シードのノバク・ジョコビッチ選手を6-7、6-3、7-6で破り準決勝進出を決めた。
ティエム選手は第1セットを落とすが、ミスを恐れない攻めのテニスで第2セット、第3セットを連取。ラウンドロビン初戦でロジャー・フェデラー選手にストレート勝ちしていたティエム選手は、BIG3に連勝してセミファイナルに駒を進めた。
「これは本当に特別な試合です。このために子供時代から練習してきました。ノバクは世界一のプレイヤーなので、私は何か特別なことをしなければなりませんでした」とティエム選手は喜びを爆発させる。
London, you’ve just witnessed a CLASSIC.@ThiemDomi defeats Djokovic 6-7(5), 6-3, 7-6(5) to book his spot in the #NittoATPFinals final four
: @TennisTV pic.twitter.com/34arwXNxRG
— ATP Tour (@atptour) November 12, 2019
敗れたジョコビッチ選手はティエム選手の勝利を称えた。
「彼が勝つのは当然だと思います。とても勇敢なテニスをしていました。ティエムは試合全体を通して、それが最後のポイントかのようにプレーしていたんです。彼が素晴らしい試合をしたので私は脱帽して祝福するしかありません」
試合後にはコーチと無言のハグ
試合後にATP(男子プロテニス協会)が公式インスタグラムを更新し、コートを降りたティエム選手がニコラス・マスーコーチとハグする動画を公開した。
ティエム選手とマスーコーチの間に言葉はなく、全ての想いを込めて強く抱き合った。