男子テニス世界ランク2位のノバク・ジョコビッチ選手が、シーズン最終戦『ATPワールドツアー・ファイナルズ』で滞在中のロンドンから、「最高の時間を過ごした」とインスタグラムを更新した。
投稿には家族で公園に行った写真や動画が添えられている。ジョコビッチ選手は池の周りを散策しながら、子供たちと一緒に白鳥などの水鳥を観察。「家族と過ごす時間こそ、最高の時間」と笑顔を見せた。
フェデラーと決勝トーナメント進出を懸けて真っ向勝負
ATPワールドツアー・ファイナルズでは、決勝トーナメント進出を懸けたラウンドロビンが行われている。ラウンドロビンではグループ名を往年の名選手からつけることになっているが、今大会でジョコビッチ選手はビョルン・ボルグ組に入った。
同組ではドミニク・ティエム選手がジョコビッチ選手、ロジャー・フェデラー選手に連勝してラウンドロビン通過を決めている。残り1枠をジョコビッチ選手とフェデラー選手が最終節で争う。
長くテニス界を牽引してきたライバルであるジョコビッチ選手とフェデラー選手は、過去の通算成績で見るとジョコビッチ選手が26勝22敗で勝ち越している。
フェデラー選手との試合を前にジョコビッチ選手は「ロジャーと真っ向から勝負する。勝者は準決勝に進み、敗者は資格を失う。シンプルな話だ」とコメントした。
最近の対戦はウィンブルドン決勝史上最長の激戦
ジョコビッチ選手とフェデラー選手が直近で対戦した試合は、今年のウィンブルドン男子シングルス決勝。ジョコビッチ選手がセットカウント3-2で大会5度目の優勝を飾った試合は、ウィンブルドン決勝史上最長の4時間55分続いた。
ウィンブルドンの芝コートを得意とするフェデラー選手に押されながらも、ジョコビッチ選手は2度のチャンピオンシップポイントを跳ね返し、最終セットもゲームカウント12-12でタイブレークに持ち込む。
従来のウィンブルドンでは、途中のセットはゲームカウント6-6になると通常どおりタイブレークでセットの勝者を決めたが、最終セットだけはタイブレークを行わなかった。2019年大会が最終セットのタイブレーク導入元年。
導入1年目からタイブレークで優勝者が決まる歴史的な激闘となった。
How do you sum up a final like that?
@IBM take a deeper look into how @DjokerNole won his fifth title in a #Wimbledon epic… pic.twitter.com/tmkYtv0oca
— Wimbledon (@Wimbledon) July 14, 2019