巻誠一郎が「感謝の引退試合」を開催 子供たちを無料招待するためのクラウドファンディングが1日で達成 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

巻誠一郎が「感謝の引退試合」を開催 子供たちを無料招待するためのクラウドファンディングが1日で達成

スポーツ 短信
巻誠一郎が「感謝の引退試合」を開催 子供たちを無料招待するためのクラウドファンディングが1日で達成
巻誠一郎が「感謝の引退試合」を開催 子供たちを無料招待するためのクラウドファンディングが1日で達成 全 1 枚 拡大写真

昨シーズン限りで現役を退いた元サッカー日本代表FW巻誠一郎さんの引退試合を故郷・熊本で開催するための支援プロジェクトが、クラウドファンディングサイト『Makuake』で始まった。


このプロジェクトの目的は2020年1月13日に『巻誠一郎引退試合』を開催し、熊本地震で被災した子供たちを無料招待すること。


子供たち約2000人を招待するために必要な金額200万円を目標にスタートしたプロジェクトは、11月19日16時30分時点で支援率130%に到達。当初の目標金額は達成したが、巻さんはより多くの子供たちを招待するため引き続き支援を求めている。


企画した背景には熊本地震での経験


巻さんはジェフユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド市原・千葉)でプロキャリアをスタートさせ、2006年のFIFAドイツ・ワールドカップ(W杯)には日本代表として出場した。


海外クラブでのプレーも経験した巻さんは2014年に故郷・熊本のロアッソ熊本に入団する。そこで2018年シーズンまでプレーし、2019年1月に引退を発表した。



(c)Getty Images



巻さんは今回のプロジェクトをスタートさせた理由として、ロアッソ時代に経験した熊本地震の影響を挙げている。震度7を観測した大地震は熊本に大きな被害をもたらし、ロアッソも選手や家族、友人が被災した。


ホームスタジアムが使用不可能になり、練習環境もなくなった中でロアッソの選手たちは、災害ボランティアで県内の避難所を回った。その中で子供たちから「一緒にサッカーがしたい」と言われた。


「少しでも力になりたいと支援物資の配給の手伝いなどを行っている中、避難所の子供達が、僕と一緒にサッカーをしたいと声をかけてくれました」


こんな時にサッカーをしていていいのかと迷った巻さんだが、サッカーを通して子供たちが笑顔になり、それを見ていた保護者や避難所の大人も笑顔になるのを見て、改めてサッカーの持つ本当の価値に気づいた。


「サッカー選手として、これまで勝つこと、ファンに楽しんでもらうことだけを考えて来た自分にとってこの震災の時から、サッカーはサッカーだけで終わるものではないと、その時、サッカーのもつ本当の価値に気付かされたように思います」




「子供たちに夢を追いかけて欲しい」という願いを込めて


熊本地震の影響は非常に大きく、様々な事情でサッカーを諦めてしまった子や、夢を追いかけることを辞めてしまう子供たちがいた。そんな中でも再び立ち上がって夢を追いかけて欲しい、必死にボールを追いかけ、本気でプレーする選手たちの姿を見てもらいたいとの思いから熊本での引退試合を企画した。


「このプロジェクトでは1人でも多くの熊本の子供たちを会場に招待したい」と巻さんは希望する。


「もう一度夢に向かってボールを蹴ってほしい!!サッカーをしていない子供たちにも夢を追うことの先に、輝くステージが必ず待っていることを伝えたいと思っています」



(c)Getty Images



引退試合概要


開催日時


2020年1月13日(月)成人の日


13:00キックオフ


開催場所


えがお健康スタジアム(熊本県熊本市東区平山町2776)


対戦カード


「元日本代表ドリームチーム」VS「巻フレンズチーム」


リターンについて


『巻誠一郎引退試合プロジェクト』では支援のリターンとして、この機会にしか手に入らない限定Tシャツ『【グッズで応援!】巻誠一郎引退試合限定オリジナルTシャツ(サイン入り)』や、憧れの選手と一緒にピッチに立ち、記念撮影もできる『【参加して応援!】レジェンド選手と一緒に引退試合出場!!』などが設定されている。


詳細はこちら https://www.makuake.com/project/maki18/


《SPREAD》

≪関連記事≫
≫貴重な水着ショットも披露!「もはや高校生には見えない」大人っぽい池江璃花子、沖縄・石垣島の海を満喫

≫ケンブリッジ飛鳥と滝沢カレンが似てる?リオ五輪時から密かに話題だった

≫レアル所属・中井卓大ってどんな選手?…「リアルキャプテン翼」と呼ばれた少年時代