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11月22日からフィギュアスケートのNHK杯が開幕する。3年ぶりの出場となる米国のカレン・チェン選手はインスタグラムを更新して、この大会に戻ってこられることに興奮していると綴った。
投稿には3年前のNHK杯で滑ったときの写真も添えられている。
ケガを乗り越え、緊張から解放
カレンチェン選手は台湾出身の両親の元に生まれた台湾系華僑。4歳からスケートを始め6歳から本格的に競技を開始した。これまで米国代表として数々の大会に出場している。
2016-17シーズンには全米選手権で優勝。このときはショートプログラムで米国記録となる72.82点を出した。しかし昨季は右足の疲労骨折のためグランプリシリーズを欠場。ほとんど大会出場がなくケガの治療に専念する1年となった。
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(c)Getty Images
今季のスケートアメリカで2年ぶりにグランプリシリーズへ復帰したチェン選手は、最近のインタビューで心境に大きな変化があったと語っている。
「以前の私は大会でいつも緊張していました。いつも緊張して不安でした。だけどスケートアメリカでは違いました」
スケートアメリカは直前に風邪で体調を崩したことも響き8位。大学生になったチェン選手は学業と競技の両立に難しさがあったと話す。
「自分の思うようなスケートはできませんでしたが、あの大会では多くの学びがありました。それを踏まえてNHK杯に向けた準備をしてきました」
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(c)Getty Images