女子ゴルフの今季ツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ』が12月1日に最終日を迎えた。
賞金ランキング3位から逆転での賞金女王を目指した渋野日向子選手だったが、古江彩佳選手とともに7アンダーの2位タイに終わり、史上最年少での賞金女王獲得を逃した。優勝は11アンダーのペ・ソンウ選手(韓国)だった。
大会後にインスタグラムを更新した渋野選手は「シーズン無事に終了しました。ほっとしております」と激動の1年についてコメントした。
飛躍の1年をバーディーで締める「また1から頑張って参ります」
渋野選手はプロ2年目の21歳ながら『AIG全英女子オープン』で優勝。日本人女子42年ぶりの海外メジャー制覇で2019年は飛躍の年になった。
今季を振り返った渋野選手は「感謝してもしきれないほど沢山の方々に助けていただきました」とファン、関係者、家族への気持ちを綴る。
最終18番ホールをバーディーで締められたことを喜び「これから、たくさんの人に恩返しできるようにまた1から頑張って参ります」と今後の抱負も語った。
鈴木愛が2年ぶり2度目の賞金女王 大会後は笑顔で握手
賞金女王争いは最終戦までもつれる混戦になったが、単独2位以上が逆転の条件だった渋野選手は2位タイ。リコーカップ前の段階でトップに立っていた鈴木愛選手が5位に入り、渋野選手を約757万円の差で抑えて2年ぶり2度目の賞金女王に輝いた。
大会後には渋野選手、鈴木選手が笑顔で握手。賞金ランキング3位の申ジエ選手(韓国)も交えたスリーショットで互いの健闘を讃え合った。