西武ライオンズから海外FA権を行使してメジャーリーグ移籍を目指していた秋山翔吾選手が、シンシナティ・レッズと3年契約で合意したと複数の米国メディアが伝えた。
メディカルチェックを経て正式発表となるが、MLB公式サイトは秋山選手とレッズの契約は出来高も含めて3年2000万ドル(約22億円)以上になると報じている。
海外FA権を行使しメジャー挑戦を表明していた #秋山翔吾 外野手の #レッズ 移籍が決定しました
日本屈指のヒットメーカーの力を世界に示せ
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— MLB Japan (@MLBJapan) December 31, 2019
日本人選手がプレーしたことない唯一のメジャー球団
秋山選手は2011年にドラフト3位で西武に入団。2015年にはプロ野球記録を更新するシーズン216安打を放ち、これまでに首位打者1回、最多安打のタイトルは4回獲得している。守備でもゴールデングラブ賞を6回受賞し、攻守で西武のリーグ連覇を支えた。
海外FA権を行使した秋山選手には複数の球団が興味を示していた。そのなかでもレッズは最初から一貫して秋山選手を高く評価し、1番・中堅手のレギュラー候補として交渉に臨んできた。
メジャーリーグ30球団のなかでレッズは日本人選手が唯一プレーしたことのない球団。今季途中に田澤純一投手がマイナー契約を結び、3Aで登板したがMLB公式戦でのプレーはなかった。
バーンハートが日本語で秋山入団に反応
秋山選手獲得の報道にレッズの選手もさっそく反応した。日本時間12月31日早朝にタッカー・バーンハート選手がツイッターを更新。日本語で「日本語が学びたいです」とツイートしている。
日本語が学びたいです。
— Tucker Barnhart (@Tucker_Barnhart) December 30, 2019
バーンハート選手は、2017年には盗塁阻止率.438でゴールドグラブも獲得した強肩・堅守の捕手。今季も100試合以上に出場した正捕手が理解者になってくれれば、新天地での挑戦を始める秋山選手も心強いだろう。