女子テニス世界ランク4位の大坂なおみ選手が1月7日、ブリスベン国際シングルス1回戦で同ランク23位のマリア・サカリ選手と対戦し6-2、6-7、6-3のフルセットで勝利を収めた。
サカリ選手とは過去に3度対戦して2勝1敗ながら、2勝はともにフルセットでの接戦だった。4度目の対戦も試合時間2時間7分のタフなゲームになったが、大坂選手は要所でサービスエースを決めて2020年初戦を制した。
試合後には「First W of 2020」とインスタグラムを更新。ファンからも勝利を祝うコメントが寄せられている。
- 第3セットは強い気持ちが見えました
- おめでとう。勝ちきった!!
- 初戦勝利おめでとう。いいスタートが切れましたね
右肩の状態に不安も16本のエースに安堵
「難しい試合になることは分かっていた」と大坂選手。第2セットをタイブレークで落としたあとは「とにかく落ち着いてポジティブでいようとした」と振り返る。
「第2セットでは、彼女は私の攻撃が読めるようになっていて、どれだけ強く打っても動じませんでした。1セットめのように簡単にポイントを取ることはできませんでした」
大坂選手は昨季終盤に右肩を痛め、シーズン最終戦のWTAファイナルズを棄権した。そのため「今日はどのようなサーブが打てるか分からなかった」と不安もあった。16本のサービスエースが決まったことに「私にとってはいいこと」と安堵する。
今季から新コーチにウィム・フィセッテさんを迎え、大坂選手は五輪イヤーに新たな布陣で臨んでいる。フィセッテコーチはベルギー出身の39歳。データを活用した理論派として知られる。
10年ほどのコーチキャリアでキム・クライシュテルス選手、ビクトリア・アザレンカ選手、アンジェリック・ケルバー選手らとともに数多くのビッグタイトルを手にしてきた。