ノバク・ジョコビッチ選手が全豪オープンテニス連覇へ王手をかけた。1月30日に男子シングルス準決勝でロジャー・フェデラー選手と通算50度目の試合に臨み7-6、6-4、6-3で勝利。
2012年のウィンブルドンを最後に4大大会におけるフェデラー戦の無敗が続いているジョコビッチ選手は、ライバル対決の通算戦績を27勝23敗とした。
ケガを押して出場したフェデラーにジョコビッチは敬意
ジョコビッチ選手は立ち上がりこそ不安定だったが、徐々に調子を取り戻してライバル対決を制した。
「彼のスタートは良かったし、僕はナーバスになっていたから、試合が別な方向に進む可能性もあった」とジョコビッチ選手は試合を振り返る。
テニーズ・サンドグレン選手と対戦した準々決勝で鼠蹊部を負傷したフェデラー選手は、第1セット後にメディカルタイムアウトを要求。それでも棄権せず最後まで戦い抜いたフェデラー選手に対し、ジョコビッチ選手は敬意を払う。
「今夜ロジャーが出場したことを尊敬します。彼は明らかにケガをしていた。彼の動きからそれが分かりました。全力を尽くそうとした彼に敬意を」
38歳のフェデラー選手には今年が最後の全豪オープンになるかもしれないという噂も立っていたが、試合後の会見では「引退する予定はありません」と改めてこれを否定。
「先のことはわかりません。自分の年齢では特に」としながらも、「自信があります」と来季以降のプレーに対する意欲をのぞかせた。
Closing in on 1⃣7⃣
ICYMI Djokovic overcomes early nerves to thwart an ailing Federer in their 50th meeting on Day 11
Match report
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— #AusOpen (@AustralianOpen) January 30, 2020