フィギュアスケートの四大陸選手権が韓国・ソウルで開幕した。
2月7日に行われる男子シングルの演技を前に、米国メディア『Team USA』は米国代表のジェイソン・ブラウン選手を特集。ブラウン選手の4回転ジャンプに懸ける想いを紹介した。
Next up for @USFigureSkating: #4CC2020
Seoul
— Team USA (@TeamUSA) February 5, 2020
米国選手権で4回転に挑戦「感動的なハイライト」
記事はブラウン選手が「ショーマンシップ、スケート技術、観客へのアピールにおいて彼と張り合える選手はほとんどいない」としながら、4回転ジャンプ全盛の時代に4回転を跳べないため、長く国際タイトル獲得に至らなかったと指摘する。
それでも25歳になったブラウン選手は向上を続けている。米国選手権ではフリーで4回転トゥーループに挑戦。
回転不足を取られたが「それでもこのプログラムは彼の最高傑作であり、大会の感動的なハイライトだった」と振り返る。
失敗を糧に成長
ソチ五輪では米国代表の団体戦銅メダルに貢献したが、2018年の平昌五輪は選考大会の全米選手権で6位に終わり代表を逃した。この大会が転機となり練習拠点をカナダ・トロントに移す。
18年間指導を受けたコーチの下から離れ、ブライアン・オーサーコーチの指導を受けてきた。
「2018年の全米選手権後、本当に一生懸命練習してきました。改めて自分はどのような失敗をし、その経験からどのように成長できるか考えました」
全米選手権での演技は「いままでで最高」と話す。「技術的な面はまだまだだと思いますが、それでも強い自信に満ちていて、物事が本当にうまくいくのを実感しました」