
女子フィギュアスケートのカレン・チェン選手が、苦しかったシーズンを納得のスケートで締めくくった。
2月8日に韓国・ソウルで行われた四大陸選手の女子フリースケーティングで、チェン選手はフリーのシーズンベストとなる133.78点を記録。合計でも自身初の200点台に乗せる201.06点を出した。
ケガからの復帰に苦しんだシーズン
2016-17シーズンの全米女王は右足の疲労骨折で昨シーズンを全休。復帰した今シーズンは調子が上がらず、グランプリシリーズのスケートアメリカで8位、NHK杯で9位の成績だった。
大会前には、学業との両立に悩むインタビューもアメリカフィギュアスケート協会の公式サイトに掲載され、2022年北京五輪に向けた決断も注目されていた。
そのなかで迎えた四大陸選手権女子フリー。チェン選手はノーミスの演技でシーズンベストを20点以上更新。ショートプログラムの8位から順位を上げ7位でフィニッシュした。
試合後に更新したインスタグラムでは、演技終了後に感極まり顔を手で覆う写真と「これ以上ないシーズンの終わり方」というコメントを投稿している。
「最後にあんなスケートができたのはいつだったか思い出せない。みんなの惜しみない愛と応援に感謝します」
ファンからは「うれし涙が見られて嬉しい」「カレン完全復活やん…涙とまらん」「あなたの素晴らしいパフォーマンスが見られて私も嬉しい」などのコメントが寄せられている。