開催中の四大陸選手権でショートプログラム世界最高記録を更新した羽生結弦選手。そのスケートを羽生選手憧れのジョニー・ウィアーさんも激賞した。
ウィアーさんは2008年の世界選手権で銅メダルを獲得。表現力豊かな演技で全米選手権も3連覇した。
ウィアーさんは羽生選手がエフゲニー・プルシェンコさんとともに憧れのスケーターとして名前を挙げる人物。
今シーズンの羽生選手はショートプログラムの曲にかつてウィアーさんが使用していた『秋によせて』を採用し、フリーではプルシェンコさんの『ニジンスキーに捧ぐ』をアレンジした『Origin』を使用していた。
幼いころ、両氏から受けた衝撃が羽生選手の原点。そのふたりへのオマージュを込めたプログラムだったが、羽生選手は「より自分らしく滑られるプログラム」を求め、シーズン後半は平昌五輪優勝時に使用していた曲へ戻すことを決断した。
『バラード第1番』を演じたショートでは世界最高得点を更新
2月7日の男子ショートプログラムでは『バラード第1番』を熱演。完璧な演技で同プログラムでは4度目となる世界最高得点更新を果たす。
試合後には「オトナル(秋によせて)を演じたことで表現に深みが出た」とコメント。同プログラムに挑戦してきた2シーズンの成果に手応えをつかんだ様子だった。
ウィアーさんは羽生選手の演技について「羽生結弦はキングだ」とツイート。「四大陸選手権でショートプログラムの新たな世界最高記録を作った。絶対的な魔法」と称賛した。
Yuzuru Hanyu is king. New world record score for his short program at Four Continents Championships. Absolute wizardry. pic.twitter.com/wCNsZmZG3a
— Johnny Weir (@JohnnyGWeir) February 7, 2020