男子フィギュアスケートの宇野昌磨選手は2月20日から始まるチャレンジカップ、3月16日から開幕する世界選手権に向けてスイスで練習している。
日本を離れてトレーニングに励む宇野選手の様子を、弟の樹さんがインスタグラムで公開した。「昼寝からの寝起き」と題された投稿では、ベッドから身を起こした宇野選手がまだぼんやりした表情でカメラを見つめている。
ツイッターでは「敷布団は硬めが好きな昌磨、柔らかいのが僕は好き」との情報も投稿している。
こんにちは、樹です
スイスから近況が来ました! 普段と同じ寝具で快適な睡眠サポートして貰っています!
敷布団は硬めが好きな昌磨、柔らかいのが僕は好き#エアウィーブ #宇野昌磨 #早くオランダに行きたい pic.twitter.com/dsZTr47u9l
— 自由人 (@jumokuno0108) February 10, 2020
コーチ不在で苦しんだ前半戦 ランビエールコーチとのタッグで復調
今シーズンの宇野選手は長く指導を受けてきたコーチのもとから離れ、練習拠点を海外に移すことも視野に入れながら新しい環境を模索してきた。
一時は女子の有力選手を数多く育てた、ロシアのエテリ・トゥトベリゼコーチに師事するのではと見られたが実現せず、コーチ不在のまま開幕したシーズンはグランプリシリーズ初戦のフランス杯で8位に終わり、グランプリファイナル進出を逃した。
その後、宇野選手はトリノ五輪銀メダリストのステファン・ランビエールコーチの指導を受け、ロシア杯では4位と復調の気配を見せる。
そして、全日本選手権では羽生結弦選手との4年ぶりの直接対決を制して4連覇。宇野選手が羽生選手との直接対決を制したのは初めてだった。
「改めてステファンコーチにスケートの楽しさだったり、いろんなことを気づかさせられました」
試合後に宇野選手は笑顔でそう語った。
全日本選手権後は練習拠点やコーチが変わったこともあり、演技の完成度を高めることに専念するため四大陸選手権は辞退。世界選手権に目標を絞ってきた。まずはチャレンジカップで力強い滑りを見せられるか。