NBA注目の大型ルーキー、ザイオン・ウィリアムソン選手が若手オールスター『ライジング・スターズ・チャレンジ』に出場し、規格外のパワーを見せつけた。
ウィリアムソン選手はUSAチームの一員として世界チームと対戦。前半にトレイ・ヤング選手からのパスで豪快なダンクを叩き込んだ際、衝撃でゴールが傾いてしまうアクシデントを起こした。ゴールは脚立を持った係員がハーフタイム中に元の位置に戻す“緊急修理”を行っている。
多くのファンや選手がウィリアムソン選手の破壊行為を目撃したが、本人は「ハーフタイム中にチームメイトから教えてもらったんだ。どのダンクか分からないけど、僕じゃないよね?」と自覚がない様子だった。
“There’s your rim. It’s been Zion’d”
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— New Orleans Pelicans (@PelicansNBA) February 15, 2020
半月板損傷から1月に復帰 パワーとスピードを併せ持った大型ルーキー
ウィリアムソン選手は身長198センチ、体重129キロの体格で垂直跳び(助走あり)114センチの身体能力を誇り、昨年のNBAドラフトではニューオーリンズ・ペリカンズから全体1位指名を受けた。
開幕前に右ヒザ半月板を損傷して出遅れたが、1月22日(日本時間23日)に復帰しデビューを果たすと期待に違わぬ活躍を見せている。大きな身体から繰り出されるパワーと、大柄な体格に見合わないスピードを併せ持つウィリアムソン選手は、早くも対戦相手の恐怖となっている。
本来ウィリアムソン選手をマークしなければならない大きな選手はスピードについていけず、小柄な選手がマッチアップすれば高さのミスマッチとパワーで押し切られてしまうからだ。
ケガからの復帰が遅れて今シーズン10試合の出場に留まっているが、1試合あたり平均22.1得点、7.5リバウンドの活躍でチームに勢いをもたらす。