卓球のITTFワールドツアー・ハンガリーオープンで女子ダブルス決勝が行われ、日本の石川佳純/平野美宇ペアが香港の杜凱琹/李皓晴ペアに3-0で勝利した。石川/平野ペアがワールドツアーで優勝するのは初。
第1ゲームは石川/平野ペアが息の合ったプレーで圧倒。日本のTリーグでプレーする香港ペアは、石川/平野のプレーをよく研究して対策を練ってきたが、それを上回るプレーで第2ゲーム、第3ゲームは逆転で連取する。
最後は平野選手が倒れながらも渾身のフォアハンドで試合を決めた。
Kasumi Ishikawa & Miu Hirano – Women’s Doubles champions
of #ITTFWorldTour #2020HungarianOpen
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— ITTF World (@ittfworld) February 22, 2020
互いにリスペクトする石川佳純/平野美宇ペア
優勝者インタビューで「この優勝はどのような意味を持ちますか」と質問され、平野選手が「石川さんとペアを組んで初めての優勝なので凄く嬉しいです」と答えれば、石川選手も「私も美宇ちゃんと組んで初めての優勝凄く嬉しいですし、今回は優勝を目標に苦しい試合を乗り越えてきたのでさらに嬉しいです」と笑顔を見せた。
インタビュアーからは互いにペアの強いと思うところ、リスペクトできるところを教えて下さいという質問も。
平野選手は「フォアで強打を決めてくださるので、いつも隣にいて心強いです」と、この試合でも冴え渡っていた石川選手のフォアハンドを挙げた。
石川選手は「バックハンドが美宇は良くて、さっきも勝負所の緊張した場面で凄く良いプレーをしてくれたので、気持ち的にも思い切ってできました」と平野選手の勝負強さを讃えた。
石川選手は試合後にインスタグラムも更新。ペアでの初優勝に「美宇ちゃんと組んで初のダブルスワールドツアー優勝、とても嬉しいです!」と喜びを綴り、シングルス準決勝に向けても「思い切り頑張ります」と意気込んだ。