ガンバ大阪の遠藤保仁選手が2月23日に行われたJ1リーグ第1節に先発出場し、楢崎正剛さんの持つJ1通算631試合の最多記録に並んだ。
その他に遠藤選手は23年連続の開幕戦出場、21年連続の開幕戦先発出場も達成。
元横浜F・マリノスの中澤佑二さんと並んでいた記録を1年延ばし、単独最多記録に躍り出た。
ガンバ大阪が遠藤保仁のメモリアルマッチに勝利
昨季王者の横浜FMと激突したG大阪は、相手のミスから矢島慎也選手がボールを奪うと、中央でパスを受けた倉田秋選手が冷静に流し込んで先制する。
前半34分にはGK東口順昭選手のロングフィードに倉田選手が抜け出し、折り返したボールを矢島選手がシュート。
一旦はオフサイドとされたが、今季からJ1全試合に導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)により、判定がゴールへ変更された。
横浜FMも後半29分にマルコス・ジュニオール選手のゴールで追い上げたが及ばず、遠藤選手のメモリアルマッチをG大阪が勝利で飾った。
40歳になっても「ヤットの力が必要」
昨季は公式戦1000試合出場も達成した遠藤選手。40歳になった現在もクラブの象徴的な存在としてだけでなく、必要な戦力と信頼されている。
試合後に宮本恒靖監督は遠藤選手の先発起用について「ヤット(遠藤選手)がピッチにいることで試合が落ち着くというところはあります」と語った。
「それを存分に発揮してくれたと思いますし、今日に関して言うと攻撃する時間を作るというところが主な目的でヤットの力が必要で、90分間は難しいかなと思っていましたけれど彼なりにしっかりと試合を締めてくれたところはあります」
豊富な経験を生かし、上手くゲームを進めてくれたと労った。
試合後にインスタグラムを更新した倉田選手は、遠藤選手を中心としたロッカールームの写真を公開。
倉田選手は「2020年開幕戦勝つことができました!沢山の応援ありがとうございました」というメッセージに、遠藤選手の記録を讃えるハッシュタグ「#やっとさん631試合すげー」を添えた。