卓球のITTFワールドツアー・ハンガリーオープン女子シングルス決勝が行われ、伊藤美誠選手が鄭怡静選手(台湾)にゲームカウント4-3で勝利し、今季ワールドツアー初優勝を果たした。
その他の試合で日本は男子シングルスの張本智和選手、女子ダブルスの石川佳純/平野美宇ペアも優勝している。
ビハインドからの大逆転で優勝
序盤はゲームカウント2-1と伊藤選手がリードする。だが第4ゲーム、鄭選手の強力なフォアハンドに苦しめられ、試合の主導権を奪われる。一時はゲームカウント2-3まで追い詰められた。
後がなくなった伊藤選手はサイドを突く激しい攻めで対抗する。第6ゲームを9-9からの2連続ポイントで奪い並ぶと、最終ゲームも鄭選手にリードされながら攻めの姿勢を崩さず逆転。
崖っぷちから2ゲーム連取で優勝を決めた。
次の自分をまた強くするきっかけになる
アップダウンの激しい難しい試合となった要因について、伊藤選手は「鄭怡静選手と対戦することが多くなって、お互いにサーブレシーブだったり、ラリーでも続くことが凄く多い。そのなかでも1本、1本取るのは難しかったんですけど、1本取ることで大きな展開が来たり、自分の流れになったりして最後は勝つことができました」と微笑んだ。
この優勝が持つ意味を聞かれると、「凄く難しいところからの勝利で優勝したことも嬉しいんですけど、試合を勝てたことが嬉しい。次の自分をまた強くするきっかけになると思っています」と答えた。
Listen to #ITTFWorldTour #2020HungarianOpen Women’s Singles champion – Mima Ito
pic.twitter.com/nSqnkXmDWv
— ITTF World (@ittfworld) February 23, 2020