東京五輪マラソン男子代表最後の1枠を懸けた東京マラソンが3月1日、東京都内で行われた。
2018年アジア大会金メダルの井上大仁選手は2時間9分34秒で26位に終わり、五輪代表を逃した。
日本勢では日本記録保持者の大迫傑選手が自身の記録を更新する2時間5分29秒で日本勢トップの4位に入り、五輪代表に大きく前進した。
粘りの走りを見せた大迫傑に井上大仁も「半端ない」
東京マラソンでは従来の日本記録を1秒上回る2時間05分49秒をターゲットに設定。五輪代表に内定するためにはこのタイムを上回る必要があった。
井上選手は序盤からハイペースで飛ばす。30キロまでは日本人トップをキープし続けたが、ここからペースダウン。追い上げてきた大迫選手に33キロ付近で抜かれた。
レース後、井上選手は今日の走りについて「30キロまでが限界だった」とコメント。驚異的な粘りを見せた大迫選手に「この距離でこれだけ元気なのは半端ない」と脱帽した。