2020年夏に予定していた東京五輪の延期が3月24日、IOC(国際オリンピック委員会)の臨時理事会で承認された。具体的な日程は未定だが「1年程度の延期」で東京五輪は2021年開催となる。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により決まった五輪延期。正式決定に選手からも多くの反応が寄せられる。
バスケットボール日本代表で千葉ジェッツ所属の富樫勇樹選手がクラブを通じてコメントを出した。
危機を乗り越えたあとの五輪で興奮と感動を
五輪延期を受けて「まず、中止じゃなく安心しています」と富樫選手。
最近の状況を鑑みるに安全にスポーツをプレーしたり、観戦するのは難しい状況だと理解を示した。
「今の世界の状況を考えると安全に楽しくスポーツをプレーする、観戦するのは難しく、オリンピック延期は覚悟していました」
延期になったことは「延期になったことは僕にとってはプラスになる可能性」もあると言う。
「2020年夏を目標にここ数年今まで以上に高い意識で練習に取り組んできましたが、期間がプラスされることでよりベストな自分でオリンピックを迎えられるかもれしない」
この危機を乗り越えたとき、素晴らしい五輪が待っていると期待する。
「このような世界を震撼させる出来事をみんなで乗り越え、その後に開催されるオリンピックは今まで以上に興奮や感動を与えられるオリンピックになると信じています」