川崎フロンターレMF中村憲剛選手が4月7日にインスタグラムを更新した。中村選手は最近家族に加わった愛犬ルカとジジを抱っこし、2匹との出会いや家に迎えるまでの葛藤を綴った。
中村選手は4日の投稿で「我が家の癒し」と2匹の寝姿を公開。ファンから「かわいいワンちゃんですね」などの声が寄せられた。
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その後も中村選手は「#中村家の次男三男になります」と2匹の写真を投稿。名前はルカ・モドリッチ選手にちなんだルカと、ジャンルイジ・ブッフォン選手にちなんだジジだと紹介した。
そして、7日の投稿では2匹が家族になるまでの経緯を明かした。
動物を飼うということ、共に生きることを子どもたちと話し合う

(c)Getty Images
「きっかけは沖縄キャンプ中に妻から送られてきた動画でした」
その動画ではショーウインドウ越しに次女の後ろを2匹の犬がついて歩いていた。
「買い物をする時、その帰りにペットショップを覗くのは動物好きの次女の日課になっていて、いつもは一通り見て満足して帰る」のだが、その日は「この子と帰りたいと泣いてしまい、心配した店員さんが抱っこしたらおうちに帰る?」と抱っこさせてくれたそう。
それでも次女はワンチャンを家に連れて帰りたいと泣き止まず、妻の加奈子さんは苦労したのだとか。
もともと子どもたちが犬を飼いたがっていることは中村選手も知っていた。だが「妻も僕も実家で犬を飼っていて別れが辛すぎたこともあって、なかなか踏み切れずにいた」と葛藤があったことを明かす。
それでも加奈子さんは何か感じる物があったのか、キャンプ中の中村選手にメールで何度もルカとジジの話をする。その熱意に押されて沖縄キャンプから帰ってきた中村選手は、子どもたちが学校へ行ってる間に2匹と対面することに。
そして帰宅してから子どもたちに「動物を飼うということ、共に生きるとはどういうことか」を語り聞かせた。その話を聞いた上で子どもたちはルカとジジを新しい家族にすることを望んだという。
2匹との生活は回帰すべき平穏な日常の象徴
現在は新型コロナウイルスの流行によりJリーグもシーズンの中断が続く。いつ再開できるか詳しい日程は決まっていない。中村選手はパンデミックの渦中でルカとジジが家族の癒やしになっていると綴った。
「今現在、大変な状況のなかで当たり前の日常を粛々と過ごすことで精神的なバランスを保てています。この先どうなるか分からない不安な時にこの二匹にどれだけ癒されているか。我が家にやってきてくれたことに本当に感謝しています」
そして、2匹との日常を発信することで「少しでもみなさんの力になれればと、同じ不安を抱えつつもみなさんと共に乗り切っていければ」という思いでインスタグラムを更新する。
「今日にも緊急事態宣言が出されると言われておりますが、感染を広げないためにしっかりと考えて行動しつつ、僕の立場でできることを都度考えていきたいと思います」
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