プロ野球パ・リーグは4月8日、発表していた日程のうち地方球場で予定していた12試合について、開催地を本拠地に変更すると発表した。
地方球場では観客に対して新型コロナウイルス感染防止に役立つ対策を準備しづらいためだ。
西武ライオンズの高橋光成投手は9日、6月に予定していた故郷・群馬県での試合がメットライフドームへ変更になったことにコメントした。
また大きくなって群馬に戻れることを楽しみに
9日の午前中、高橋投手はライオンズトレーニングセンターの寮でウエイトトレーニングを行い、その後はメットライフドームでキャッチボールや遠投を行った。最後は一緒に自主練習を行っている佐野康夫選手を座らせて投げ込む。
ブルペンに入る機会もなかなかなく、調整も難しい状況だが、高橋投手は「いまだからこそできることをやりたい。シーズンに入ってからはなかなかできない筋肥大のトレーニングですね。ウエイトにフォーカスをしてやっていきます」と自分なりのテーマを持って取り組む。
群馬での凱旋試合を楽しみにしていたファンに向けては「いつも応援していただき、ありがとうございます」と球団を通じてメッセージを寄せた。
「今年も前橋で試合ができること楽しみにしていましたが、それがかなわず残念に思います。昨年、この球場で登板し、負けてはしまいましたが大きな転機となりました。また大きくなって群馬に戻れることを楽しみにしています」
プロ野球の開幕は延期を繰り返し先の見えない状況だが、こんな時こそ力を合わせて乗り切ろうと呼びかけた。
「今、このような状況で大変な想いをされていることと思います。こんな時こそ、皆で乗り越えていきましょう! 僕も皆さんにまたお会いできること、楽しみにしています」