女子フィギュアスケートの平昌五輪銀メダリスト、エフゲニア・メドベージェワ選手がインスタグラムを更新した。
2018年5月にエテリ・トゥトベリーゼコーチとの師弟関係を解消し、羽生結弦選手と同じブライアン・オーサーコーチの指導を受けるようになったメドベージェワ選手。
今回の投稿ではリンク仲間たちとビデオ通話で話した場面の写真を公開し、テクノロジーによってチームの絆が国境を越えて結ばれていることを示した。
物理的な距離を越えて結ばれるファミリーの絆

(c)Getty Images
新型コロナウイルスの感染拡大により、オーサーコーチ率いるチームクリケットの選手たちは、練習拠点のカナダを離れて母国で過ごしている。
そのなかで異彩を放ったのがメドベージェワ選手だ。彼女は出演予定だった6月のアイスショーに備え、カナダとの渡航が制限される前の4月上旬に来日した。
カナダ出発直前のインスタグラムでは「私は安全ですし、すべて順調です!私はみなさんを愛しています。みなさんも気をつけて過ごしてください、そしてあなた自身とあなたの最も側にいる最も大切な人を大事にしてあげてください!」と日本に渡る決意を投稿していた。
日本で自己隔離中というメドベージェワ選手は、チームメイトたちとのビデオ通話アプリを使ったミーティングで笑顔を浮かべる。参加者にはチャ・ジュンファン選手やジェイソン・ブラウン選手の姿もある。
新型コロナウイルス感染防止のため、世界中で対人距離を広く取り、他者との物理的な接触を避けることが推奨されている。これまでの常識が一変してしまうような出来事続きだが、そのなかでもテクノロジーを駆使しながら、人は新しいコミュニケーションの形を探っている。
「日本、アメリカ、韓国、カナダ、ロシア。何マイル離れていても関係ありません。クリケットファミリーはいつも一緒です」
メドベージェワ選手はオーサーコーチ宛に「再会できる日を待っています」というメッセージも残した。