利き手と反対の打席でホームランダービー優勝 マイク・トラウト伝説 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

利き手と反対の打席でホームランダービー優勝 マイク・トラウト伝説

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利き手と反対の打席でホームランダービー優勝 マイク・トラウト伝説
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プロ野球で大活躍する選手は、デビュー前のアマチュア時代からほかの選手とは違う逸話伝説を持っている場合が多い。


メジャーリーグで現役最高の選手と評されるマイク・トラウト選手も、高校時代に後の活躍を予感させるエピソードを残している。


メジャーリーグ公式サイトに登場したミルビル高校ロイ・ハレンベック監督は、トラウト選手が3年時に出場した部内のホームランダービーについて話した。


「第2のミッキー・マントル」と評価された高校時代




(c)Getty Images



この行事はミルビル高校で伝統的に行われているもので、トラウト選手の代でも開催されたが、チームメイトはトラウト選手に本来の右打席ではなく左打席に入るよう求めた。


当時ホームランダービーに参加していたダロン・ムーアさんは「その年は、トラウトがニュージャージーのホームラン記録を塗り替えた年だった。僕たちは彼に木製バットで右打席に入るか、それとも左打席で打つかを選ばなければならないとルールを課したんだ。結局、彼は左打席を選んだ」と当時を思い出しながら語る。


この年のトラウト選手は打率.531、18本塁打、45打点の大活躍。ムーアさんも言うとおり18本塁打は州の新記録だった。


本来の利き手とは逆の左打席でホームランダービーに参加したトラウト選手だが、左右の違いを苦にせず優勝する。実は高校時代のトラウト選手は練習で左打席に立つこともあり、当時のスカウトは「第2のミッキー・マントルだ」と評価していた。


マントルさんは左右両打席を使い分けるスイッチヒッターとして、メジャーリーグ18年間で通算536本塁打を残した強打者。スカウトは「優秀なスイッチヒッターに成長する可能性」のチェックボックスに印をつけていたとハレンベック監督。


チームメイトも「レベルが違った」と脱帽



(c)Getty Images



ムーアさんは「誰もが彼を倒したいと思っていたし、いまがそのチャンスだと思った」と当時の心境を語る。


「僕たちにはアドバンテージがあった。彼は左打席に入らないといけないんだから。そしてトラウトはトラウトがやるとおりのことをやった。彼は誰よりも優れていることを示したんだ


トラウト選手は「レベルが違った」とムーアさん。


この件についてトラウト選手の見解はシンプルだ。


「彼らは僕があまりにも簡単に勝つと思ったから、右打席に立たせたくなかったんだ。だから左打席に入った。それでも僕が勝ったけどね


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