Jリーグのガンバ大阪が公式サイトを更新して「骨髄バンク 啓発活動」の実施を発表した。
今回の活動についてG大阪は「ガンバ大阪ジュニアユース所属、多田吾郎選手(現:中学2年生・13歳)が2019年2月『再生不良性貧血』を発症いたしました。主治医の指導により治療を行っておりましたが、改善が見られず、骨髄移植が必要という診断を受けました」と経緯を説明した。
「発症後から多田選手はジュニアユースの活動を休止しており、週に3回支援学校による訪問教育を自宅で受けながら、骨髄バンクへ患者登録をして、適合する方を待っている状態です。 ガンバ大阪としても多田選手の一日でも早い復帰に向けて、日本骨髄バンク・関西骨髄バンク推進協会の協力を得ながら、骨髄バンクの啓発活動に取り組むことを決定いたしました」
「早く病気を治して、友達と会いたい」
再生不良性貧血とは、国の定める「指定難病」の1つ。発症すると、血球が作られずに、貧血症状、感染による発熱、出血などが起こる。病気の程度によって治療法は異なるが、重症例の治療として骨髄移植療法を勧められるケースがある。
多田選手は「早く病気を治して、早くみんなと勉強をしたり、サッカーをしたり、友達と会いたいです。皆さんの骨髄バンクへの登録ご協力よろしくお願いします」とクラブを通じてコメントした。
アルビレックス新潟・早川史哉も応援「皆さんの優しさを分けて」
G大阪の取り組みをアルビレックス新潟の早川史哉選手も応援する。早川選手は2016年に急性白血病と診断され、同年11月に骨髄移植を受けた経験がある。
早川選手は多田選手のドナーが現在まだ見つかっていない件に触れ、「多田くんはドナーを探しながら、輸血をしながら命を繋いでいると聞きます。多田くんをはじめとする、骨髄移植を必要とする明るい未来を繋げられるよう、皆さんの温かい優しさを分けていただけないでしょうか」とドナー登録の協力を呼びかけた。
「ドナー登録をよろしくお願いします。また、多田くんは輸血も必要としているため、献血へのご協力も合わせてよろしくお願い致します。僕自身、急性白血病で骨髄移植をしたため、骨髄バンクへの登録、また献血の協力をすることはできませんが、だからこそ自分にできる呼びかけであったり啓発活動を通じて、少しでも力になれればと思っています」
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— アルビレックス新潟 (@albirex_pr) May 7, 2020