新型コロナウイルス感染防止のため外出自粛が呼びかけられている。自宅で過ごし感染者と接触することを避け、急な感染拡大を抑える狙いがある。だが、世の中には自宅が安全ではない子供もいる。
福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大投手と甲斐拓也選手が共同で、福岡の子供たちをサポートするためのクラウドファンディングを実施した。
外出自粛による児童虐待リスクの高まり、休校による学業への影響を懸念
千賀投手と甲斐選手はクラウドファンディングサイト『READY FOR』を通じ、今回の目的について「新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、外出自粛による児童虐待のリスクの高まり、休校による孤立・学習の遅れ・ストレス増加 など、子どもたちに様々な影響が出ています」と説明した。
「児童福祉施設や家で寂しい思いをしている子どもたち、勉強したくても環境が整っていない子どもたちに、少しでも多くの支援を届けるため、どうかご支援をよろしくお願いいたします」
プロジェクトのゴールは以下の通り。
- 福岡市内の児童養護施設や里親家庭などで暮らしている子どもたち(約450人が対象)を支援すること。
- クラウドファンディングを通じて、課題を多くの人に知ってもらい、支援の輪を拡げること。
- 野球の試合がない今、できるアクションをファンの皆さんと一緒に、いち早く行うこと。
千賀滉大、甲斐拓也 コメント
千賀滉大
皆さん、こんにちは。福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大です。
今、新型コロナウイルスの影響で大変な日々が続いています。僕自身今まで普通に試合をしていたことが、そして今まで普通に生活していたことが当たり前じゃないんだなということを痛感させられています。
その中で休校や外出自粛ということの長期化によって、子どもたちの虐待(のリスク)が増えているというニュースを耳にしました。その中で今ステイホームとも言われている状況で、家に居づらい子どもだったり、家にいたくても居づらい環境だったり、家で勉強したくても勉強ができない状況の子どもたちがたくさんいるということを聞きました。
その中、一人の野球選手として、一人の大人として何かできないかということを考え、この度クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げることにしました。一人でも多くの方のご支援を頂き、参加していただけると嬉しいです。この度は、この企画を是非よろしくお願いします。
甲斐拓也
皆さん、こんにちは。福岡ソフトバンクホークス甲斐拓也です。
この度新型コロナウイルス感染拡大によって影響を受けている子どもたちへ支援を届けるために、チームメイトの千賀とともにクラウドファンディングのページを立ち上げることにしました。
僕自身子を持つ親でもあります。外出自粛による児童虐待や休校によって学習が思うように進まない子どもたちが様々な影響を受けている今の状況を受けて今回の決断に至りました。
プロ野球も開幕が延期となり、ファンの皆さんの存在の大きさを改めて感じています。ファンの皆さんと一緒に力を合わせて、子どもたちに支援を届けることができればこんなに嬉しいことはありません。
一人一人の力が集まればきっと大きな力になるはずです。皆さんご協力のほどよろしくお願いいたします。
引用:https://readyfor.jp/projects/36592 (2020年5月8日アクセス)