プロ野球の埼玉西武ライオンズが開幕に向けて再スタートを切った。5月18日に本拠地・メットライフドームで午前、午後に分かれてのチーム練習を行った。
新柄コロナウイルス感染防止のため自主練習を続けてきた西武が、チームで練習するのは4月2日以来、46日ぶりだった。
久しぶりのチーム練習を見守った辻発彦監督が練習後、オンラインでの取材に応じている。
感染防止と開幕への備えを両立
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球団提供
久しぶりにチーム揃っての練習に辻監督は「全ての選手がユニフォームを着て、いよいよ第一歩を踏み出せた」とコメントした。
まだ緊急事態宣言の解除が行われないなか、チームの練習強度を上げた狙いは、6月後半を目標に準備されている開幕に向けた備えだった。
「いまの段階では6月の後半に目標がある。そのためには6月の頭から練習試合をしなければ間に合わない。ただ、1人でも感染者を出さないという条件ですから、野球やるやらない以前に健康な身体で顔を合わせられることを一番重要に考えてます」
グラウンド上では選手が集まって密にならないよう配慮し、それ以外の場所でも時間差での利用やマスク着用を義務づけ、感染防止と開幕への備えを両立させながら最短6月19日と言われる今シーズンの始まりを待っている。