札幌ドームでロボットが応援するリモート観戦席「Future Box Seatβ」の実証実験を実施
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実証実験は、電通がをさまざまなステークホルダーと共に、スポーツをはじめエンターテインメント領域でファン起点でのDX(デジタルトランスフォーメーション)を実証実験を行いながら推進するプロジェクトの第一弾となる。感染症拡大防止のため球場での試合観戦を楽しめないスポーツファンに、ロボットを通じて現地で観戦しているかのような体験を提供するサービスの実現を目指して行う。
リモート観戦席「Future Box Seatβ」は、ロボットを通して遠隔で応援の拍手を送れたり、ロボットの頭についたカメラを自由に360度動かせたり、モニターに自分の顔を表示して選手と会話したりするなど会場にいるかのように観戦ができる仕組みだ。会場に行きたくても行けない人や、海外などの遠方に住んでいる人も会場で試合観戦を楽しめる仕組みで、2021年の実用化を目指している。
スポーツ以外にも、音楽コンサートや劇場公演などさまざまな会場で行われるエンターテインメントイベントでも活用できる。無観客や観客制限中もファンに観戦体験を提供し、興行主のチケット収入の補填につなげていく。
電通は今後も、テクノロジーの力でスポーツ観戦を拡張していく取り組みとして、視点を拡張する多視点スイッチ観戦、座席を拡張する臨場感あふれるリモートシート観戦、応援手法を拡張する投げ銭等インタラクティブ観戦、体感を拡張する5Gによる空間伝送観戦、視聴空間を拡張するAR/VRを活用したバーチャル観戦などを進めていく予定だ。
《美坂柚木》
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