■米野球殿堂入り、松井秀喜の盟友からも祝福
プロ野球史上53人目となる2000安打を達成した巨人の坂本勇人は、しばしば「日本のデレク・ジーター」と称される。
米メディア「NBC Sports」のニック・ザッカルディ氏(Nick Zaccardi)も、東京五輪においてもっとも輝く日本人選手は「日本のジーター」坂本だと述べている。
(出典:NBS Sports – ‘Derek Jeter of Japan’ set to star at Tokyo Olympics)
8日のヤクルト戦(東京ドーム)で、プロ野球史上2番目の若さで名球会入りの資格を手にした坂本を目撃したファンは、さらにサプライズな光景も目にしたことだろう。2020年1月に米国野球殿堂入りを果たした元ヤンキースのジーター氏本人から「日本のジーター」への祝辞が、東京ドームのオーロラビジョンに映し出されたからだ。
ビジョンに大きく映し出されたジーター氏は、まず日本語で「坂本くん、おめでとう」と呼びかけると、その後英語で祝福の言葉を贈った。
「デレク・ジーターです。2000安打という歴史的なマイルストーンを迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。2015年に初めてお会いした日を振り返ると、それからこれまで様々な業績を成し遂げてきたことでしょう。
チームメート、家族、友人とこの素晴らしい瞬間を分かち合ってもらいたいと思います。キミのこれからのキャリアが幸せに包まれていると祈っています」
そして、最後に「またいつの日か、再びお会いできるのを楽しみにしています」と短く結んだ。
新型コロナウイルス感染拡大によるプロ野球開幕の遅延がなければ、史上最年少での大台到達も見込まれていた坂本が今後この記録をどこまで伸ばすのか。ひょっとしたらジーター氏も見守っているかもしれない。
文・訳:SPREAD編集部