■日本人初の「サイ・ヤング賞」受賞ならず
大リーグの投手にとって最高の栄誉とされる「サイ・ヤング賞」は11日(日本時間12日)に発表が行われ、アメリカン・リーグはクリーブランド・インディアンズのシェーン・ビーバーが選出された。また、ダルビッシュ有も候補に挙がっていたナショナル・リーグは、シンシナティ・レッズのトレバー・バウアーが受賞した。
ネットワークの問題で、サイ・ヤング賞発表会場には、ダルビッシュの映像のみ届かないというトラブルもあった。
惜しくも投票2位となったダルビッシュは自身のツイッターで、家族やファン、チームメイトへの感謝のコメントを綴った。
サイ・ヤング投票は2位でした!
家族、応援してくださったファンの方々、支えてくださったスタッフ、チームメイトのお陰です。
来年のこの日もドキドキできるようにまた頑張ります— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) November 11, 2020
満票受賞となったア・リーグのビーバーは、今季12試合に先発して8勝1敗、防御率1.63、122奪三振の好成績を収め、2006年のヨハン・サンタナ以来14年ぶりとなる最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の「投手三冠」に輝いた。また、今シーズンの開幕投手を務めた際には6回無失点14奪三振の好投を見せ、開幕戦におけるチームの最多奪三振記録を作ったほか、9月11日のミネソタ・ツインズ戦ではメジャー最速となる62.1回での100奪三振到達を記録している。
一方ナ・リーグのバウアーは、今季11試合に登板して防御率はリーグ唯一の1点台となる1.73をマークし、最優秀防御率のタイトルを獲得。WHIP0.79、被打率.159、完封2もリーグトップだった。
文・SPREAD編集部