NBAでは開幕に向けてのプレシーズンゲームが開始されている。ウィザーズに所属する八村塁も13日(日本時間14日)、初戦となるネッツ戦に出場し、18得点4リバウンドを記録するなど2年目のシーズンに向けて上々の滑り出しとなった。
ネッツ戦での八村はケビン・デュラントとのマッチアップもありながら、強烈なダンクを第1クォーターから披露。第4クォーターには出場しなかったが、合計23分6秒の出場でゲーム最多タイの18得点(フィールドゴール成功率43.8%、3ポイントシュート成功率75%)を記録し、その存在感をしっかりアピールした。
■さらなる活躍のカギは「3点シュート」
米メディア「The Athletic」は、スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)のコメントなどを交えて試合をレポート。ブルックスHCは八村について「(今季の八村は)体重も筋力も増したと思っている。懸命に取り組むし、タフな選手だ。オフェンス面でより存在感が出るだろうし、やるべき仕事がわかっている。彼はもっと良くなるよ」と手応えを語った。
その一方で、外からのオフェンスについてはまだまだ伸びしろがあるとブルックスHCが感じていることも記事では紹介されており、八村自身も試合後半では意識的に3ポイントシュートを狙うなど課題意識を持って試合に望んだとしている。
ブルックスHCは「彼は良い3ポイントシューターになれる、自信もあるだろう」と決して不安視をしているわけではなさそうだが、昨季よりも幅広いオフェンスの引き出しを八村に求めていきたいという方針を記事では紹介している。
チームはラッセル・ウェストブルックをトレードで獲得するなど、イースタン・カンファレンス9位に沈んだ昨季からの巻き返しを狙っている。八村が見せる2年目の成長は、チーム再建のうえでも重要な要素となりそうだ。
文・SPREAD編集部