専属捕手もパドレスへ、2対5の大型トレード成立
2020年シーズン、8勝を挙げ最多勝を獲得、またサイ・ヤング賞候補にも挙がったシカゴ・カブスのダルビッシュ有のトレードが決まったと28日(日本時間29日)、MLB公式サイトを含むアメリカ複数メディアが報じた。ダルビッシュと専属捕手のビクター・カラティーニがサンディエゴ・パドレスへ。パドレスからは投手のザック・デイビーズ他、内野手のReginald Preciado、Yeison Santana、外野手のOwen Caissie、Ismael Menaのマイナー有望選手5人がカブスへ移る大型トレードとなる模様。
ダルビッシュはTwitterで「自分のトレードが確定したみたいな情報が有力な筋から出てきだしたけど、自分の携帯は鳴りません。どういったシステムなんでしょうか?」と困惑をあらわにした。これにミネソタ・ツインズの前田健太は「これは僕の時と同じシステムですね」と反応している。
これは僕の時と同じシステムですね。 https://t.co/Cjnr1Vhz09
— 前田健太(Kenta Maeda)マエケン (@maeken1988) December 29, 2020
ダルビッシュの戸惑いも当然で、彼は12球団に対してのトレード拒否権を持っていた。だが、パドレスは除外されていたため、本人への通知なしで交渉が進められたようだ。現パドレスのAJ・プレラーGMは12年、ポスティング・システムによりテキサス・レンジャーズがダルビッシュを獲得した際のGM補佐だった縁も働いたと見られ、Twitter上にもプレラ―GMが頻繁にメンションされている。
パドレスはタンパベイ・レイズから18年のサイ・ヤング賞投手であるブレイク・スネルも獲得するなど、補強に本腰を入れている。ダルビッシュにとってレンジャーズ、ドジャース、カブスに続く4球団目。2021年はワールドシリーズ制覇、サイ・ヤング賞獲得などさらなる期待がかかる。
文・SPREAD編集部