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【競馬】中山金杯は前有利も“穴”は差し馬に潜む

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【競馬】中山金杯は前有利も“穴”は差し馬に潜む
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早くも2021年の中央競馬がスタートし、恒例の「東西金杯」が開催される。今年は京都競馬場が改修工事のため、京都金杯は中京開催。波乱要素が漂うが、メンバーを見渡すと、とりわけ“大混戦”と言っていいのが中山金杯だ。


勝ち馬は比較的、上位人気の馬が制しているものの、2、3着に穴馬が突っ込む傾向にあるのが中山金杯。


昨年2020年は2番人気トリオンフが勝利も、2着に6番人気ウインイクシード、3着に11番人気テリトーリアルが入り、3連単10万7910円。一昨年2019年も3番人気ウインブライトが制したが、2着に7番人気ステイフーリッシュ、3着に9番人気タニノフランケルで、3連単は21万6370円と跳ねた。


2018年は1番人気セダブリランテス、2番人気ウインブライトのワン・ツーだったが、それでも3着には10番人気ストレンジクォーク。しかも、2着にクビ差という大激走だった。


冬枯れの中山芝、しかもハンデ戦とくれば、波乱が起きるのは当然だろう。


■穴を開けるのは、じつは差し馬


中山金杯の傾向データに「前有利」というものがある。過去10年の脚質傾向は、


逃げ 【0-1-1-9】
先行 【6-7-2-23】
差し 【4-2-6-48】
追込 【0-0-1-47】


というもので、前有利なのは間違いない。ただ、じつは穴を開けているのは、中団以降から脚を伸ばした差し・追込馬で、前述のテリトーリアル、ステイフーリッシュ、ストレンジクォークは、中団以降に待機していた馬だった。


荒れた中山芝、ハンデ重賞とくれば、軽ハンデの馬たちが早めに仕掛ける展開になりやすく、そこで前が垂れてくると後方ズドンがハマることがある。勝機のある上位人気馬がこのコースで後方一気に掛けるわけもなく、つまり、台頭するのは人気薄で2、3着狙いの差し馬。


■人気の盲点となる差し馬2頭


ここで推奨したいのが、次の差し馬2頭。


トップハンデ58キロのカデナは、昨年の天皇賞・秋で1秒4差の8着、宝塚記念で3秒3の12着と完敗しているが、57キロを背負って小倉大賞典を制し、58キロの新潟記念も6着とはいえ0秒3差。GIIIメンバーでは実績上位で、この人気なら“買い”だ。


続いて福島記念2着のヴァンケドミンゴ。前走は大外から勝ち馬に迫ったが、ロスなくインを回った相手にクビ差届かず。戦績からも小回り後者で、勝ち馬が大外枠で2キロ増、同馬も7枠に入ったが1キロ増なら許容範囲と見る。


著者プロフィール


山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
アスリートの素顔を伝えるメディア『SPREAD』の編集長。旅行・アウトドア雑誌のライターを経て、競馬月刊誌「UMAJIN」の編集長として競馬業界へ。その後、Neo Sports社にて、「B.LEAGUE」「PGA」「RIZIN」等のスポーツ×ゲーミフィケーション事業に携わり、現在に至る。競馬は、1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、盲点となる穴馬の発掘を追求し続けている。


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《SPREAD》

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