■パドレスやブルージェイズはギリギリまで交渉も……巨人残留へ
ポスティング制度を利用してMLB移籍を目指していた巨人・菅野智之投手は7日(日本時間8日)、MLB球団との交渉期限を迎えた。現地メディアや有力記者の発信によると、契約合意には至らなかった模様だ。
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交渉期限の米東部時間午後5時(同午前7時)を迎えたタイミングで、米スポーツ専門局「ESPN」のジェフパッサン記者が「スガノはMLB球団と交渉期限までに契約合意には至らず、2021年はNPBでプレーすると関係者がESPNに明かした」と、自身のTwitterで速報した。
当初は複数球団が菅野の獲得に乗り出しているとされていたが、5日(同6日)にはパッサン記者が「これまでのところ菅野が期待するオファーを得られていない」と報じるなど、巨人残留の可能性も指摘されていた。
交渉期限まで残り2時間となった段階では、現地メディア「The Athletic」のケン・ローゼンタール記者や「MLB Network」のジョン・ヘイマン記者らが、パドレスやブルージェイズなどの球団が引き続き交渉を行っているという状況をレポート。しかし、ヘイマン記者は「大きな進展がない限り、オプトアウト条項付きの4年契約をオファーしている読売ジャイアンツへ戻る可能性が大きい」とし、ローゼンタール記者も「日本残留が最も可能性の高い結末」という関係者の反応を紹介して追従していた。
2021年シーズンからの米挑戦とはならなかった菅野だが、来オフ以降に再挑戦となるか動向が注目される。
文・SPREAD編集部