スペインリーグ・ヘタフェは20日、ウエスカとのホーム戦に1−0で勝利した。11日のエルチェ戦で移籍後即出場したMF久保建英は、右サイドハーフで初のスタメン出場。持ち味を発揮して勝利に貢献し、2戦連続で放った輝きを地元メディアも好意的に報じている。
久保は前半からフリーキックでゴールを狙うなど、積極的に攻撃に参加。技術を生かして右サイドを突破するシーンを演出するなど、79分にベンチに退くまで2戦連続で印象に残るパフォーマンスを披露した。ヘタフェは70分にMFマウロ・アランバリが先制ゴールを決めると、そのまま守りきり今季初の連勝を決めた。
■「ヘタフェで目についたのは、久保の存在感だ」
地元紙「as」電子版も久保の活躍を高く評価している。記事では久保について「卓越していた。テクニックを生かした壮観な動きを前半に披露した。ハビ・ガランとのデュエルは前半の見ものであった」と評している。
また、地元メディア「rtve」も「ヘタフェで目についたのは、久保の存在感だ。ホセ・ボルダラス監督の期待に応え、チームの中心となるべく奮闘していた」と報じ、移籍2戦目にして早くもクラブにとって欠かせない存在としている。
ヘタフェの公式Twitterは試合後のボルダラス監督のコメントを掲載し、「タケと(カルレス・)アレニャの加入は嬉しい。短い期間しかなかったが、2人は完璧に適応してくれている。タケの貢献には大変満足している」と手応えを口にした様子を紹介している。
2戦続けて結果を残したことで、久保に対する評価も改めて上昇中。レギュラー定着とさらなる活躍に向けて、周囲からの期待も高まる一方だ。
文・SPREAD編集部