昨年のチャンピオンズCを制し、2020年の最優秀ダートホースに選出されたチュウワウィザードが21日、2月20日にサウジアラビアで開催されるサウジカップ(ダ1800m)の招待を受諾。27日に川崎競馬場で開催される川崎記念(JpnI・ダ2100m)には向かわず、自身初の海外遠征に踏み切る。
サウジカップは賞金総額2000万米ドル(約21億円)を誇る世界最高賞金レース。2020年に新設されたばかりで、第1回には日本調教馬としてゴールドドリーム(6着)、クリソベリル(7着)が参戦も、アメリカのマキシマムセキュリティが優勝した。
なお、今年の「サウジカップデー」は2月19・20日の2日間開催。リヤド・ダートスプリント(ダ1200m)には、昨年(旧:サウジアカップ)2着のマテラスカイのほか、重賞4勝のコパノキッキング、重賞3勝のジャスティンが招待され、これを受諾した。武豊騎手騎乗のフルフラットが昨年制したサウジダービー(ダ1600m)には、カトレアS2着のタケルペガサスが招待され、出走を検討中。
■サウジカップデー 日本調教馬の選出状況(1月21日時点)
サウジカップ(ダ1800m)
◆総賞金2000万米ドル
チュウワウィザード(牡6、栗東・大久保龍志)【受諾】
サウジダービー(ダ1600m)
◆総賞金150万米ドル
タケルペガサス(牡3、美浦・加藤征弘)【検討中】
リヤド・ダートスプリント(ダ1200m)
◆総賞金150万米ドル
コパノキッキング(セ7、栗東・村山明)【受諾】
ジャスティン(牡5、栗東・矢作芳人)【受諾】
マテラスカイ(牡7、栗東・森秀行)【受諾】
文・SPREAD編集部