米プロバスケットボールNBAの各試合が29日(日本時間30日)に行われ、ウィザーズの八村塁が、ホークス戦で18日ぶりに実戦復帰し、9得点5リバウンドと活躍した。ラプターズの渡邊雄太は、キングス戦に途中出場し、自己最多の12得点をマーク。現地で称賛の声が広がっている。
◆八村塁、2年目も上々の滑り出し HCが感じた手応えと課題とは
■18日ぶり実戦の八村、「もっとバスケ漬けにならないと」
新型コロナウイルスの感染防止の規定対象となり、11日の試合後から欠場していたウィザーズの八村塁は29日、ホークス戦に先発出場。第2クォーター開始1分17秒、リング下でパスを受けると右手一本でダンクを叩き込み、復帰後初得点を決めるなど、24分間出場で9得点、1アシスト、5リバウンドを記録した。なお、チームは100ー116で敗れ、4連敗となった。
30日(日本時間31日)の練習後、オンライン記者会見で八村は「不安もあったし、肉体的にも精神的にも調子を保つのが大変だった」と2週間の隔離期間を振り返り、「今までと違って、自由に体育館へ行けるわけではない」と、感染防止規定による調整の難しさを吐露した。
また、「チームとしても練習できない期間が長かったので、まだリズムに乗れていない。自分自身もまだバスケに集中できていないので、もっとバスケ漬けにならないといけない」と語り、現在3勝12敗で、イースタンカンファレンス最下位のチームと自らを鼓舞した。
■自己最多12得点の渡邊、「Yuta」がツイッタートレンド1位
ラプターズの渡邊雄太は29日、キングス戦に途中出場。チームは124ー126で敗れたが、今季最長となる24分27秒のプレーとなった渡邊は、自己最多12得点、6リバウンド、2アシスト、2スチールと、ハイスコアを叩き出した。第2クォーターには4戦連続となる3ポイントを決め、第4クオーターには自身初の1試合2本目となる3ポイントを成功させている。
試合後、ラプターズの本拠地があるカナダ・トロントのツイッターでは「Yuta」がトレンド1位になり、チームの公式ツイッターが動画付きで渡邊の3ポイントシーンを配信すると、ファンからは「ユウタは本物だ」などと称賛のコメントが続いた。
@wacchi1013
pic.twitter.com/89lOSKZZOL
— Toronto Raptors (@Raptors) January 30, 2021
また、地元紙「トロント・スター」では「チームの主要な貢献者」とし、「彼は一生懸命に働き、一生懸命に走る。自分が何者であるかを分かっている」と、渡邊のプレーに高評価を与えている。
文・SPREAD編集部