日本中央競馬会(JRA)は4日、今月19日に開催される国際騎手招待競走「インターナショナル・ジョッキーズ・チャレンジ」に、藤田菜七子騎手が出場すると発表した。
「インターナショナル・ジョッキーズ・チャレンジ」は、賞金総額2000万米ドル(約21億円)を誇る世界最高賞金レース・サウジカップ(GI、ダ1800m)を含む「サウジカップデー」の前日に開催される国際騎手招待競走。1400m、1600m、1800m、1200mのダート4競走に騎乗し、合計ポイントで競う。優勝賞金は3万米ドル(約315万円)。
藤田菜七子騎手は昨年も武豊騎手とともに同競走に招待されていたが、落馬負傷により断念していた。
◆世界の女性騎手がズラリ 「インターナショナル・ジョッキーズ・チャレンジ」出場予定騎手
■サウジ入国禁止も“特例”でセーフか
なお、サウジ国営通信は3日、新型コロナウイルス対策措置として、日本、アメリカ、イギリス、フランスなど20カ国からの入国を一時的に停止したと報じたが、JRAは「今回の招待は特例で入国できると聞いている」としている。
一方、サウジカップ(ダ1800m)のチュウワウィザード、リヤド・ダートスプリント(ダ1200m)のコパノキッキングら日本調教馬や関係者の入国については4日現在、未定となっているが、チュウワウィザードに騎乗予定の戸崎圭太騎手は14日~22日の期間でサウジアラビアへの海外渡航届を提出している。
◆1着賞金約11億円 チュウワウィザードが招待受諾した「サウジカップデー」出走予定の日本馬
文・SPREAD編集部