サッカー元日本代表の本田圭佑が4日、ポルトガル1部リーグのポルティモネンセへの入団を明らかにした。
本田はプレミアム音声サービス「NowVoice」に新実装されたライブ配信機能を使って移籍を発表。ポルティモネンセと、今季終了までの半年間契約(6月末まで)を結んだと自身の言葉で報告した。
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■移籍の決め手は「お金じゃない」
本田はキャリア8カ国目となる新天地にポルトガルを選んだ。
「ヨーロッパに戻ってきたかった」という自身の希望が叶った今回の移籍だが、本田は「お金じゃない。お金でやってたらポルトガルに来てない。お金はいらないからちゃんとした環境でサッカーをしたい」と強調した。
近年はボランチとしてのプレーが多いが、「僕が決めることじゃないんですけど、もし求められれば、前の方のポジションをやるってこともありかなと思っている」と柔軟な姿勢も示している。
■東京五輪についても“本田節”
また、本田は「ボタフォゴで得た経験をこのチームの降格争いに生かしたい」と語り、現在抱えている左足のけがの回復具合についても「月末には出られるのは間違いないと思います」と見通しを明かした。
新天地での活躍だけでなく、東京五輪についても「(五輪が)あった場合、そこに出るためにベストを尽くすだけ。自分目線なら東京五輪は『そりゃ選べや』と思うけど」と、本田らしいコメントとともに前を見据えている。
不完全燃焼でボタフォゴを退団した本田だが、現在13位と苦しむポルティモネンセでどんな働きを見せるか。会見での力強いコメントを聞く限り、34歳となった今もまだその闘志に陰りはない。
文・SPREAD編集部