テニスの四大大会、全豪オープンが8日、メルボルンで開幕し、大坂なおみが1回戦でアナスタシア・パブリュチェンコワ(ロシア)に6-1、6-2の快勝。2年ぶり2度目の全豪優勝に向け好発進となった。
大坂は世界ランキング39位のパブリュチェンコワに対して、最速117マイル(約188キロ)の弾丸サーブを軸にした試合運びを披露。前哨戦である「ギプスランド・トロフィー」の準決勝棄権で心配されたコンディション面も万全のようだ。
◆【画像】全豪オープン公式Twitterが紹介した大坂の「レベルが違う」鮮やかな試合用スニーカー
■WTA公式サイトも称賛「いとも簡単に勝利」
まさに盤石のテニスで6年連続の全豪初戦突破を決めた。
全豪オープン公式サイトで発表されているスタッツによると、この日の大坂のサーブは最速188キロを計測し、ファーストサーブの成功率も60%(得点率は81%)と安定した結果を残した。
また、7度あったブレイクポイントもそのうち5度をものにし、アンフォーストエラーも11本(パブリュチェンコワは21本)に抑える安定感が光った。
WTAツアー公式サイトはこの勝利について、「今大会でも厳しい戦いが予想される初戦の組み合わせであったが、3度のグランドスラム制覇を誇るナオミ・オオサカはいとも簡単に勝利してみせた」と圧勝ぶりを称賛している。
大坂の試合後のコメントを交えつつ速報した地元紙「The New Daily」電子版は、「ベースラインへの強烈な一打や、スピーディーなファーストサーブを見せつけられたあとに、オオサカ独特の柔らかな喋り口を聞くのはなんとも落ち着かない」と、大坂の“ギャップ”にも言及している。
大坂の次戦の相手はキャロライン・ガルシア(フランス)が決定している。自身4度目のグランドスラム制覇に向けて、初戦と同じく勢いのあるテニスに期待したい。
文・SPREAD編集部