プロレスリング・ノアを運営する株式会社CyberFightは15日、都内で会見を行い、GHCヘビー級王者・武藤敬司のノア入団を発表した。
1984年に新日本プロレスでデビューした武藤は現在58歳。全日本プロレスをはじめ、数々の団体のリングを渡り歩いてきた。12日に行われたノア・日本武道館大会では、潮崎豪をフランケンシュタイナーで撃破し史上最年長でGHCヘビー級王者のベルトを手にしたばかりであった。
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■ノアについては「こういう団体で試合をしたいなと」
会見でノアと2年契約を結んだことを明らかにした武藤は、「コロナ禍でプロレス界も非常に大変な中、ノアと契約ができたことを非常に嬉しく感じています。未来のことはわからないけど、もしかしたらこのリングで朽ちていくのかもわからないですが、契約したからには、この団体に俺の骨の髄までしゃぶってもらいたいと思っています」と力強く決意を表明した。
共にプロレス界を盛り上げてきた故・三沢光晴が設立したノアへの入団については「多分、三沢社長が築き上げたときのノアとだいぶ違っている」としながらも、「コロナ禍の中でも非常に未来を感じさせる興行をしていた。コンテンツの素晴らしさとか、こういう団体で試合をしたいなと思いました」と率直に語った。
盛り上がりを見せるプロレス界を象徴するかのように、還暦目前ながら武藤の勢いはとどまることを知らない。
文・SPREAD編集部