阪神は8日、プロ9年目の藤浪晋太郎を26日のヤクルト戦で開幕投手として起用することを決定した。前年1勝以下の投手が開幕投手となるのは、阪神史上初のケースだ。
【動画】◆阪神・藤浪の豪速球が炸裂……162キロに球場どよめく
これでDeNAを除く11球団の開幕投手が決まった。開幕戦に登板予定となっている各投手の詳細は以下の通り
■セ・リーグ
巨人 vs DeNA(東京ドーム)
巨人:菅野智之
昨季成績:20試合(137回1/3)14勝2敗 131奪三振 防御率1.97
DeNA:未発表
Point
巨人・菅野は4年連続7度目の開幕投手を務め、球団史上最多となる通算5勝目を目指す。
ヤクルト vs 阪神(神宮)
ヤクルト:小川泰弘
昨季成績:20試合(119回)10勝8敗 83奪三振 防御率4.61
阪神:藤浪晋太郎
昨季成績:24試合(76回1/3)1勝6敗 85奪三振 防御率4.01
Point
ヤクルト・小川は2年ぶり5度目の開幕投手。対する阪神・藤浪は自身初の大役となるだけに快投を期待したい。
広島 vs 中日(マツダスタジアム)
広島:大瀬良大地
昨季成績:11試合(63回1/3)5勝4敗 38奪三振 防御率4.41
中日:福谷浩司
昨季成績:14試合(92回)8勝2敗 72奪三振 防御率2.64
Point
昨年9月に右肘のクリーニング手術を受けた広島・大瀬良だが、順調な回復ぶりで3年連続3度目の開幕投手に。中日は2017年以来、開幕戦で先発投手に勝ちがついていないだけに、昨季安定感を発揮した福谷に期待がかかる。
■パ・リーグ
楽天 vs 日本ハム(楽天生命パーク)
楽天:涌井秀章
昨季成績:20試合(130回)11勝4敗 110奪三振 防御率3.60
日本ハム:上沢直之
昨季成績:15試合(97回)8勝6敗 90奪三振 防御率3.06
Point
楽天・涌井は西武、ロッテ在籍時を含めると10度目の開幕投手となり、3チームでの開幕投手は2リーグ制導入以降では史上2人目。日本ハム・上沢は2年ぶり2度目の開幕戦先発で勝利を狙う。
西武 vs オリックス(メットライフ)
西武:髙橋光成
昨季成績:20試合(120回1/3)8勝8敗 100奪三振 防御率3.74
オリックス:山本由伸
昨季成績:18試合(126回2/3)8勝4敗 149奪三振 防御率2.20
Point
両先発ともに初めて開幕戦のマウンドに登る。昨季、西武・髙橋はオリックス戦4試合に登板して3勝1敗、防御率1.93と相性が良い。オリックス・山本も昨季は西武を得意とし、2勝1敗、防御率0.93と抑え込んでいる。
ソフトバンク vs ロッテ(PayPayドーム)
ソフトバンク:石川柊太
昨季成績:18試合(111回2/3)11勝3敗 103奪三振 防御率2.42
ロッテ:二木康太
昨季成績:15試合(92回2/3)9勝3敗 79奪三振 防御率3.40
Point
両者ともにプロ8年目で初の大役に抜擢。ソフトバンク・石川は昨年、最多勝と最多勝率の2冠。ロッテ・二木は得意としているソフトバンク相手ということで、好投への期待が高まる。
文・SPREAD編集部