WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人は13日(日本時間14日)、アメリカンエアラインズ・センター(テキサス州ダラス)で同級10位のアクセル・アラゴン・ベガ(メキシコ)との防衛戦を行う。
3度目となる防衛戦に向けて現地で調整を行っている京口だが、ボクシングの本場であるアメリカでの一戦ということもあり、現地メディアからは「ボクシングファンなら、この一戦を見逃す手はない」と熱視線を受けている。
◆【動画】ホテル内にまさかのリング! 防衛戦を直前に控えた京口紘人の試合前12Rトレーニングルーティン
■アンダーカードながら並々ならぬ注目度
京口は自身の新型コロナウイルス感染を受け、2020年11月に予定されていた世界戦が中止となっていたが、その後に大手プロモーターであるマッチルーム・スポーツと契約。満を持して海外での防衛戦を迎える。
米メディア「CBS Sports」では両者の戦績(京口・14勝9KO、ベガ・18勝8KO、3敗1分)などに触れながら、この一戦について期待感を込めて紹介している。
「この試合の最大の見どころは、京口が自身初となる海外での試合を行うことだ。この一戦を通じて、軽量級における世界屈指の選手の戦いぶりを、多くの観衆が目にすることだろう」
また、当日のメインカードは4階級制覇王者であるWBAスーパー・フライ級スーパー王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と、WBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)の一戦だが、「CBS Sports」は京口戦も必見だと“提言”している。
「京口vsベガ戦のようなカードがボクシング界にはもっと必要だ。アンダーカードで、興味をそそる経歴を持った期待の星たちがハイレベルな戦いを繰り広げる。ボクシングファンなら、この一戦を見逃す手はない」
注目の一戦は日本時間14日の11時半からDAZNで配信される予定。アメリカのボクシングファンを唸らせる戦いに期待したい。
文・SPREAD編集部