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「UFCファイトナイト・ラスベガス21」が13日(日本時間14日)、ネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催され、元RIZINバンタム級王者のマネル・ケイプ(アンゴラ)と、マテウス・ニコラウ(ブラジル)がフライ級5分3ラウンドで対戦。ニコラウが3ラウンド判定の末、2-1で勝利した。
これでケイプは2月6日(同7日)のUFCデビュー戦に続き2連敗。試合後のケイプは判定に不満の表情を浮かべていたのが印象的だが、現地の有識者達による独自採点でも「マネルケイプ勝利」が圧倒的な支持を集めており、波紋を呼びそうだ。
■まさかの判定にケイプは不満を隠さず
鳴り物入りでのUFC挑戦から2戦目となったケイプは、ニコラウに対し手数では上回ったが、テイクダウンを奪われるシーンも。それでも、3R終了間際には膝蹴りでニコラウをふらつかせるなどし、終了のブザーが鳴り響くと、ガッツポーズを披露し勝利を確信した様子であった。
しかし、ジャッジは2-1でニコラウを支持。判定直後に不満の表情を隠さなかったケイプは、その後も自身のTwitterで「UFCのレフリー達よ、おめでとう。君たちが勝者だ」と投稿するなど、腹の虫がおさまらないようだ。
Congratulations to UFC judges you guys won the fight □□.
Parabéns aos juizes do ufc por terem vencido essa luta □□□□ pic.twitter.com/YZmiq0h8Is
— マネル・ケイプ Manel Kape (@ManelKape) March 14, 2021
■現地メディアの担当者はケイプ支持一色
この一戦について、現地の有識者達は「ケイプ勝利」という見方を示している。専門メディア「MMAFighting」のデーモン・マーティン氏は「これはダメな判定だ。私の採点ではマネル・ケイプが29-28で勝利」とTwitterに投稿。「ESPN」のブレット・オカモト氏も「素晴らしい戦いだったが、採点は良くないと思う。接戦なのは確かだが、29-28でケイプ勝利が順当」と同意見を明らかにしている。
その他、「theScore」や「CAGESIDE PRESS」といった現地各メディアの担当者ら20名ほどが「29-28でケイプ勝利」という判断をしている。
連敗でUFCでの立場が厳しくなりつつあるケイプだが、果たして次戦こそは完勝となるか。
文・SPREAD編集部