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プロ野球は26日から28日にかけて全12球団の開幕3連戦を終え、セ・リーグは阪神、パ・リーグはソフトバンクが3連勝を飾って単独首位に立った。
楽天・辰己涼介は日本ハム戦の初回、初球から開幕戦先頭打者ホームランを放つと、阪神・サンズはヤクルト戦で1試合2ホーマー、巨人・亀井善行がDeNA戦の9回裏に代打サヨナラアーチを決めるなど、“空中戦”となった26日の開幕戦。
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ここでは、昨季のセ・パ打率TOP5の開幕3連戦における、安打数の推移グラフで「好不調」をチェックしていく。
■セ・リーグ打率TOP5(昨季)
DeNA・佐野恵太
▼昨季通算率.328 |打402 |安132 |本20 |点69|振58▼最近5試合(オープン戦+公式戦)率.176|打17|安3|本1|点1 |振4
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昨季はシーズン初本塁打に開幕から1ヶ月を要したが、今季は開幕2戦目で1号ソロと好スタートを決めた前年のセ・リーグ首位打者。3戦目は無安打に終わったが、昨季、球場別の打率.351を誇る本拠地・横浜スタジアムの6連戦で再び浮上しそうだ。
巨人・梶谷隆幸
▼昨季通算(DeNA)率.323|打433|安140|本19|点53|振85▼最近5試合(オープン戦+公式戦)率.125|打16|安2|本1|点5|振5
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巨人移籍後初の公式戦を古巣・DeNA戦で迎えた梶谷。開幕戦こそ無安打に終わったが、2戦目で移籍後初安打をグランドスラムで決めると、3戦目には8回、1点を追いかける場面で技あり同点タイムリー。3連戦で5打点の活躍を見せた。リードオフマンとしてヒットの量産に注目。
ヤクルト・青木宣親
▼昨季通算率.317|打357|安113|本18|点51|振51▼最近5試合(オープン戦+公式戦)率.375|打16|安6|本0|点2|振0
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チームは阪神に3タテを食らったが、自身は3戦連続でマルチヒットを記録。オープン戦後半は無安打が続いたが、開幕にキッチリと照準を合わせてきた印象だ。開幕後の通算打率は3割超。安定味があり、今週も期待できそうだ。
中日・大島洋平
▼昨季通算率.316|打462|安146|本1|点30|振51▼最近5試合(オープン戦+公式戦)率.318|打22|安7|本1|点2|振1
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中日のリードオフマンは今季も健在。開幕戦のマルチヒットは、4点ビハインドを逆転する出塁とタイムリーで、2戦目も先制点に絡む2ベースを放った。3戦目にもマルチヒットを記録し、開幕3連戦で計5安打。昨季、打率.289に抑えられた巨人戦で好調をキープできるかがカギ。
ヤクルト・村上宗隆
▼昨季通算率.307|打424|安130|本28|点86|振115▼最近5試合(オープン戦+公式戦)率.263|打19|安5|本1|点5|振7
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燕の4番を務める若き主砲は、まだ本調子とまではいかないか。2戦目こそ、今季1号ソロを放ったが、3連戦の安打数はこの1本のみ。チャンスの場面で応えられなかった打席も多く、採点を付けるなら厳しい評価となる。昨季、球場別打率.348と得意の横浜スタジアムで浮上できるか。
■パ・リーグ打率TOP5(昨季)
オリックス・吉田正尚
▼昨季通算率.350|打408|安143|本14|点64|振29▼最近5試合(オープン戦+公式戦)率.188|打16|安3|本1|点2|振5
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開幕戦では今季1号ソロを含む2安打。しかし、2戦目、3戦目はいずれも3打数ノーヒットに終わり、前年のパ・リーグ首位打者としては物足りない結果となった。昨季も開幕月は月間打率.270とスロースタートだっただけに、量産態勢に入るのはまだ先か。
ソフトバンク・柳田悠岐
▼昨季通算率.342|打427|安146|本29|点86|振103▼最近5試合(オープン戦+公式戦)率.467|打15|安7|本1|点2|振2
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開幕戦の今季1号は、詰まりながらも右中間スタンドへ運ぶ豪快アーチ。2戦目にはマルチヒット、3戦目にも3試合連続ヒットを記録し、開幕ダッシュを決めている。ただし、今週前半の舞台となる京セラドームは昨季、球場別打率.268と相性が良くない。
日本ハム・近藤健介
▼昨季通算率.340|打371|安126|本5|点60|振72▼最近5試合(オープン戦+公式戦)率.211|打19|安4|本0|点5|振3
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開幕戦はヒット出塁で得点に絡み、2戦目にはタイムリー2本を含む猛打賞を記録。3戦目は4打数無安打に終わったが、まずまずのシーズンスタートを切った。今週の札幌ドーム戦は昨季、球場別打率.371と得意の舞台。前半の対西武も打率.431と高く、今週のキーマンだ。
日本ハム・西川遥輝
▼昨季通算率.306|打422|安129|本5|点55|振84▼最近5試合(オープン戦+公式戦)率.300|打10|安3|本0|点0|振3
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開幕3連戦は四球6個と出塁率は高かったが、ヒットは2戦目の2本のみ。その2戦目では3度も得点に絡むなど、チームの貢献度は高いが、「ヒット」という点ではやや物足りない。昨季、球場別打率.333の札幌ドームでヒットの量産に期待したい。
楽天・鈴木大地
▼昨季通算率.295|打478|安141|本4|点55|振58▼最近5試合(オープン戦+公式戦)率.235|打17|安4|本0|点5|振0
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5回一死満塁のチャンスの場面で2ベースを放ち、一挙に3打点を稼いでチームの勝利に貢献。2戦目は単打、3戦目は無安打に終わったが、開幕ダッシュは決めている。昨季も開幕月から3割超。今季も前半からチームの要となってくれそうだ。
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データ提供・共同通信デジタル文・SPREAD編集部