3日は西武がソフトバンクを7-4で下し、“宿敵”に連勝を決めた。セ・リーグでは、阪神が中日を相手に引き分け寸前の9回2死から劇的なサヨナラ勝ちをした一方で、DeNAは3-7で広島に敗れ、チーム12年ぶりの開幕6連敗を喫した。
4日はデーゲームで全6試合が予定されている。過去の対戦データなどから読み取った投手vs打者の「キーマン」はこの選手だ。
◆4日の予告先発・試合時間・中継情報「楽天ドラ1・早川が2勝目をかけて先発」
西・平井 vs ソ・グラシアル「過去3年の対戦打率は驚異の5割」
ソフトバンク・グラシアルは、2日の試合で逆方向への長打も交えながら今季初の猛打賞を記録するなど、シュアなバッティングを披露した。西武・平井克典に対しては、過去3年間で14打数7安打、打率.500と完全に打ち込んでおり“大のお得意さま”。前後を打つ柳田悠岐や中村晃が揃って本調子とは言い難いため、頼れる助っ人のバットに期待が集まるはずだ。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
20年 | .500 | 4 | 2 | 0 | 0 | 1 |
19年 | .500 | 8 | 4 | 2 | 0 | 2 |
18年 | .500 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 |
ソ・和田 vs 西・中村「昨季はホークス戦で4HRの鷹キラー」
20年のソフトバンク戦で4本塁打を記録した西武・中村剛也は、2日の試合で4番に座ると早速今季1号を放ち相性の良さを発揮。和田毅に対しても過去2年はしっかり結果を残している。稀代のホームランアーティストらしい豪快な一打で、鷹キラーの面目躍如となるか。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
20年 | .500 | 4 | 2 | 1 | 0 | 0 |
19年 | .333 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 |
18年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
巨・今村 vs ヤ・中村「緊急事態の燕打線を支える“臨時”2番打者」
巨人・今村信貴に対して、過去2年間で8打数7安打と圧倒的な結果を残している山田哲人を擁するヤクルトだが、その山田はコンディション不良で3日の試合を欠場するなど先行きが不透明。コロナ禍での選手離脱などもあり緊急事態の燕打線だが、輝きを放っているのが「2番・捕手」での起用が続く中村悠平だ。今村との過去の対戦数は決して多くはないが、今季ここまで打率.300超えと好調なバッドでチームに勢いをつけたいところ。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
20年 | .000 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
19年 | 1.000 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
18年 | .333 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 |
◆鷹・工藤監督、2戦17四死球の高橋礼評問われ10秒沈黙「うーん、そうですね…」
◆西武・外崎が死球で左腓骨骨折 主力3人を欠くピンチを若手がチャンスに変えられるか
◆コロナ禍の選手離脱でケガの巧妙? ヤクルトで21歳・村上の「チームリーダー化」大加速
データ提供・共同通信デジタル文・SPREAD編集部