
3日のプロ野球は、DeNAが今季初の3連勝。新助っ人のマイケル・ピープルズの好投に応えたのは4番・佐野恵太で、6回にこの日の決勝打となる今季3号ソロを放った。
広島対巨人では空中戦が繰り広げられ、巨人は坂本勇人、丸佳浩、ウィーラーがそれぞれソロ本塁打を放つと、広島が鈴木誠也が一時逆転となる2ランを打った。
パ・リーグは楽天が浅村栄斗、島内宏明の連続タイムリーなどで、ソフトバンクを相手に久々の勝利を挙げ、首位の座をキープ。西武対オリックスは、チーム合計13安打の猛攻を見せたオリックスが打ち勝った。
ゴールデンウィーク後半戦の本日は10球団5試合が行われる。ここでは打者vs投手の対戦データから読み取った「打のキーマン」をピックアップする。
◆【4日予告先発】巨人・髙橋優貴、沢村栄治以来85年ぶりの日本人開幕6戦6勝なるか
■19年に10打数5安打の対戦打率.500
阪神・近本光司 vs ヤクルト・田口麗斗
ヤクルト先発の田口麗斗に今季2打数1安打。開幕2日目の対戦で初回先頭打者ヒットを放ち、一挙4点を稼ぐ猛攻の糸口となった。巨人時代の田口には、20年こそ6打数1安打に抑えられたが、19年には10打数5安打の対戦打率.500。2日の試合でも猛打賞と好調キープで、今日も猛虎打線を牽引する。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
今季 | 0.5 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 |
20年 | 0.167 | 6 | 1 | 0 | 0 | 2 |
19年 | 0.5 | 10 | 5 | 0 | 0 | 2 |
18年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
■今季4打数3安打の対戦打率.750
DeNA・桑原将志 vs 中日・大野雄大
中日先発の大野雄大に対し、今季4打数3安打の対戦打率.750と好相性を見せているのが、DeNA・桑原将志。前回4月6日の対戦では先制タイムリーを含め3打数3安打と大野を打ち崩した。昨日は4打数無安打に終わったものの最近6試合でマルチヒット3回、本塁打2本。相手エースを打ち崩し、チームを連勝へ導きたい。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
今季 | 0.75 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 |
20年 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 |
19年 | 0.333 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 |
18年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
■岸からは2年連続でホームラン
ソフトバンク・甲斐拓也 vs 楽天・岸孝之
5試合連続ヒットのソフトバンク・甲斐拓也は、楽天先発の岸孝之に対し、今季の対戦打率.667を誇る。3打数2安打で、うち本塁打1本。4月20日の対戦で逆転3ランをお見舞いした。これで岸からは2年連続でホームラン。得意投手を相手に、今日も一発を期待したい。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
今季 | 0.667 | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 |
20年 | 0.5 | 4 | 2 | 1 | 2 | 1 |
19年 | 0 | 6 | 0 | 0 | 1 | 2 |
18年 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 3 |
◆【データ分析】阪神・佐藤輝明、数字で見る「令和の満塁男」の可能性
◆【データ分析】SB・柳田悠岐、今季“大苦戦”の対楽天データ
データ提供・共同通信デジタル文・SPREAD編集部