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現地23日(日本時間24日)、本拠地アナハイムでのオークランド・アスレチック戦に代打で出場したロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。いったんは同点に追い付く犠飛を放ち、8回からは右翼の守備にも就くなど、ベンチスタートだったこの日も大いに存在感を発揮した。
■弾丸犠飛に解説者は日本語で「スゴイ!」
3-4と1点を追う7回1死満塁。コールされたのは「代打・大谷」。満を持しての登場に、スタジアムは大興奮に包まれた。左腕ガダンの内角直球を芯で捉えた大谷の打球は、右犠飛となり同点に追い付いた。打球速度110.9マイル(約178.5キロ)の弾丸ライナーで、現地の中継局も「スゴイ!」と思わず日本語で叫んでいた。
◆【動画】ギュイーンと飛んでいく、これが大谷翔平の打球速度110.9マイル(約178.5キロ)弾丸ライナー
エンゼルスのマドン監督が試合後、「ベンチから見ていたらスコアボード直撃の満塁アーチだと思った」と話したほど会心の当たりで、もう少し角度が付けば本塁打になっていただろう。先発から外れてニュース、代打に出てニュース、守備に就いてニュースと、大谷の周囲は落ち着く気配がない。
■「ロサンゼルス・タイムズ」での特集
この日は、米地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が漫画風のイラストを使って大谷を特集。紙面には打者と投手、それぞれのフォームが大きく描かれ、日本の人気野球漫画『MAJOR』に登場する“二刀流”の主人公・茂野吾郎になぞらえ、「今、エンゼルスには二刀流プレーヤーがいる。26歳のオオタニは現実世界でゴロウ・シゲノになった」とつづった。
◆【実際のイラスト】「ロサンゼルス・タイムズ」の「現実世界でゴロウ・シゲノになった」
また、『MAJOR』が大谷の高校時代のお気に入りだったということも紹介していた。日本の漫画まで登場し、紙面をジャックする勢いの大谷。1日の休養日を挟んで、また大きな注目を集めることになるだろう。
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文・SPREAD編集部
■大谷翔平、打球速度110.9マイルの弾丸ライナー
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◆【動画】ギュイーンと飛んでいく、これが大谷翔平の打球速度110.9マイル(約178.5キロ)弾丸ライナー
■「現実世界でゴロウ・シゲノになった」
Angel's pitcher Shohei Ohtani grew up reading "Major," the Japanese Manga series that followed Goro Shigeno — a pitcher with a penchant for hitting home runs.https://t.co/KbGPPq3agd pic.twitter.com/zZV5Pl1FRz
— Los Angeles Times (@latimes) May 23, 2021