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ソフトバンク・柳田悠岐は22日のオリックス戦で初回に先発・田嶋大樹の内角のストレートをフルスイング。打球はあっという間にPayPayドームのライトスタンドに中段に運ぶ豪快アーチを放った。この日は2安打4打点と大活躍。
現在9試合連続ヒットと絶好調だけに、今週も4番の仕事をしたい。
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■4番になってから11試合で打率.385
パ・リーグ首位として交流戦を迎えるソフトバンク。首位奪取の原動力になったのが、4番・柳田悠岐だった。開幕を「3番打者」で迎え、4月中旬から「2番打者」がほぼ定位置になっていたが、グラシアルの負傷離脱もあって5月9日の西武戦から「4番打者」として出場を続けている。
そして、その効果は絶大だった。それまで本調子とは言えず、打率.289、6本塁打、14打点と柳田にとっては“平凡”な数字が並んでいたが、4番として出場して以降は11試合で打率.385(39打数15安打)と一気に調子を上げ、2ラン2本、3ラン1本を含めて試合数を上回る計12打点をマーク。その間チームも7勝2敗2分の快進撃を続けた。
昨季を振り返っても、2番出場時の打率.277、3番出場時の打率.348を、4番出場時の打率.371が上回っていたが、今季はそのさらに顕著なデータが出ており、柳田の今季の4番出場時のOPSは常識外れの1.236を誇っている。主力に怪我人が続出し、キューバ代表の3選手が東京五輪予選参加のためにチームを離れた今、「4番・柳田」の果たす役割は、これまで以上に大きいものになる。そして、それに応えるだけの力を、この男は証明している。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB