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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が28日(日本時間29日)、敵地でのオークランド・アスレチックス戦に先発登板。今季最多となる93球を投げ、7回途中3安打3失点、5三振5四死球で今季初黒星を喫した。防御率は2.72。この試合では投打での同時出場ではなくピッチングに専念したが、チームは1-3で敗れている。
直球の最速は97.9マイル(約158キロ)、スプリットの切れ味も抜群であったが、3回には相手打者の顔付近への投球をきっかけに両軍ベンチから選手が飛び出す事態となり、また6回には敵地ファンからブーイングを浴びる場面もあった。
◆【動画】厳しいボールに相手打者もエキサイト…両軍ベンチから選手が飛び出した大谷翔平の一球と、その直後に三振を奪った渾身のストレート
■自身2度目の「15本塁打&50奪三振」を達成
投手専念で臨んだ今季7度目の先発登板は、初回から95マイル(約153キロ)を計測するなど上々の立ち上がり。3回にはカナへの2球目、93マイル(約150キロ)の直球が顔面近くに抜け、両軍ベンチがエキサイトする場面もあったが、その直後も大谷は気持ち切らさず3-2から内角への97マイル(約157キロ)で空振り三振を奪った。
6回にはカナに死球を与え、敵地ファンからの大ブーイングを受けた。この死球でピンチを広げた大谷は、オルソンに犠飛を許し先制点を献上。その後、味方が同点に追いつき続投した7回に連続四球を与えると、チャップマンに勝ち越し適時打を許し降板。後続も失点し、4月26日(同27日)以来の勝ち星を逃した。
今季初黒星を喫した大谷だが、この日の登板で今季50奪三振に到達。データやスタッツを紹介する「MLB Stats」のTwitterアカウントは、同一シーズンに15本塁打と50奪三振を達成した選手は、大谷(2018年、2021年)のみであることを速報している。
◆【動画】大谷翔平のスプリットを球審目線で見るとどうなるか……貴重なアングルで振り返る一球&奪三振ハイライト
◆大谷翔平のスプリットは「なぜ打たれないのか」 米地元紙が“魔球”のデータを分析
◆大谷翔平、7回途中3失点の力投に指揮官は合格点 「勝つためのチャンスを与えてくれた」
文・SPREAD編集部
大谷翔平投球ハイライト
Shohei Ohtani. Thug Life. pic.twitter.com/gnsq7DGL6W
— Rob Friedman (@PitchingNinja) May 29, 2021
Ohtani. □ OH-TA-NI. ✍️ ¡Qué lanzamiento! □ pic.twitter.com/OuD5FFwJ8S
— LasMayores (@LasMayores) May 29, 2021
Shohei Ohtani, Disappearing 88mph Splitter. □ pic.twitter.com/mlLmJbZULb
— Rob Friedman (@PitchingNinja) May 29, 2021
Shohei Ohtani, Dirty 88mph Splitter. □ pic.twitter.com/qg0t7kgTMH
— Rob Friedman (@PitchingNinja) May 29, 2021