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総合格闘技イベントとして18年ぶりの東京ドーム開催となる「Yogibo presents RIZIN.28」は13日、第9試合・RIZINライト級タイトルマッチ「那須川天心 vs. 3人 スペシャルマッチ」が行われ、特別ルールにより3ラウンド勝敗なしとなった。
RISEファイター・大﨑孔稀、元Krush-65kg級王者・HIROYAに続いた、当日発表となっていた3人目の刺客“ミスターX”は、MMA60戦目を迎えた歴戦の43歳・所英男だった。
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■体重差13キロのHIROYAからダウン
試合は、3ノックダウン制・判定なし、キックボクシングから膝を含む足によるあらゆる打撃行為を禁止としたスタンディングバウトの特別ルールで実施。2022年のボクシング転向を表明している那須川天心が、「足技」を封印されたルールでどんな試合を見せるのか、注目が集まった。
第1ラウンドの相手・大﨑孔稀とは開始早々に打ち合いを開始。至近距離でのパンチの応戦となり、那須川のボディが大崎の腹部をえぐるシーンが目立った。あわやKOもあるかと思わせるアグレッシブな試合展開だったが、両者倒れずに終了。
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(C)RIZIN FF
続く第2ラウンド、体重差13キロのHIROYAに対し、さすがに距離を保ちながら試合を運ぶ那須川。しかし、1ラウンドでも見せた左ボディがここでも決まり、顔面へのワン・ツーと組み合わせ、HIROYAのガードをくぐる“ボクシング技術”を披露した。そして残り9秒、那須川の右アッパーから左ボディが決まり、HIROYAがダウン。カウントが始まったが、持ちこたえたところで2ラウンド終了のゴングが鳴った。
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(C)RIZIN FF
迎えた第3ラウンド、「戦うフリーター」こと所英男が登場。開始早々、所が右ストレートで飛び込むも、これを那須川が交わし、再びリング中央へ。バックブローの打ち合いを見せるなど格闘技らしいシーンもあったが、所のパンチを軽快なフットワークで交わす。残り40秒過ぎ、フィニッシュにかかる那須川。重い左右のワン・ツー、アッパーのコンビネーションを見せた。
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(C)RIZIN FF
ゴングが鳴るとリングに倒れ込む所。1対3、那須川天心と3人のファイターが全力で戦い抜いた。
試合後、那須川は「1対3マッチに賛否両論はありましたが、テレビで格闘技が放送されるということで、頑張りました」と語り、続いて大﨑、HIROYA、所に感謝を述べ、最後に「僕は来年、ボクシングに挑戦します。挑戦しないより行動に移して突っ走りたいと思います。本気で世界を狙っていますので、皆さん、どうか那須川天心に夢を託してください」とコメントした。
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(C)RIZIN FF
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文・SPREAD編集部